食用油を燃やす


こちらの実験で作ったこれ、何かに似ている。



やはり...見れば見るほど、芯を入れ忘れた蝋燭に見える。蝋燭にも色々とあるが、市販の蝋燭は一般的にパラフィンから出来ており、その原料は石油だ。一部に蜂蝋から作られた蝋燭もあるそうだが、これらは高級品という部類に属するものだろう。その他にもデコレーション用の香りが漂うものや、色々とある。

また、SMで使われる蝋燭は、火傷防止のため比較的低温の蝋が得られるものが使われているらしい。神仏用のロウソクは細く、融けた蝋が全体的に炎から近い場所に溜まるため、垂れた蝋は高温で火傷の原因となる。一方で、洋風の太い蝋燭は融けた蝋の溜まる場所が比較的広いため、蝋は冷め易く、安全なSMプレイに適している。また、実際に融けた蝋を垂らすときは出来るだけ高い場所から行うことがコツのようだ。そうすることにより落下中に蝋が冷却され、肌に蝋が落ちた時点では「あちち」と感じる程度で済むようになるらしい。

脱線したが、芯を入れ忘れた蝋燭に芯を入れてみた。



糸のようなものが良いかと思ったが、夏場で室温が高いためか脂肪がベタベタとしているので、綿棒の軸を挿した。ちなみに、綿棒の軸は紙で出来ている。早速だが、点火してみるのだ。しかし、どうも燃えにくいようで、なかなか火が点かない。かなり高温にならないと燃えないのだろうか。頑張って着火してみる。



何度か試しているうちに、小さな火が安定して燃えるようになった。もちろん、これは芯のみが燃えているのではない。それだけなら直ぐに消えてしまうが、こいつはわたしが消化するまでの間、10分以上も燃えつづけた。しかし、臭い。動物性の油脂が燃えているためか、独特の嫌な臭いがするのだ。過去にアザラシの油などをランプの燃料としていたことがあったと聞くが、そんな物を室内で連続的に燃やしていたら相当嫌な臭気が充満してしまう気がする。

このように、蝋燭のような形にして火を付けても燃えにくいが、綿棒に油を染み込ませて火を付けるとバチバチと音を立て、油を飛び散らせながら燃える。まあこれ以上火遊びをしていたら今晩オネショするかもしれないので、この辺にしておこう。



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