[H8-ML(326)] RAM節約実装の経験など
From: M Sakurai <ji1nzl@xxxxxxxxxxxxxxx>
Date: 1999年09月24日(金)15時22分49秒
> > 日立様にお願いがあるのですが、RAM容量をフラッシュRO
> > M位に増やしピンコンパチのH8/3048MK2(ちょっと
> > 古いネーミング?)として出して頂ければ、応用範囲はもっと
> > 広がると思うのですが、如何でしょうか?

私も日立の人ではありませんが。。。。
H8/532 の1KB RAM 時代に、RAMの容量の少なさには苦労しました。
バッファに圧縮アルゴリズムを適用し、一時的変数は共用体変数
として別名で処理、メインCPUとの通信に、簡略化した仮想記憶
アルゴリズムを実装し、ホストからは、メモリを広く使えるように
しました。
困難だったレジスタ変数でのコーディングを行い、メモリを節約。
スタックを節約するのに、共用されないProcudere は call/return
命令は、jump命令にし、共用されるものは、アセンブラマクロ化を行いました。
こういう方法を使った結果、プログラム実行速度は、目に見えるほど
高速化しました。当時のCコンパイラの20倍は速かったと思います。

苦労は若干ありますが、工夫することで、メモリの容量制限は解決できます。
これらは、組込み装置ではよくされていることかもしれません。
限られたメモリにできるだけ多くの機能を入れ込む要求がくるので
かなり厳しいプログラミングになってしまいます。

もっとも、この問題は、現在では、8KB とか 私からみれば信じら
れないほど広いメモリで,今のプログラマ人が羨ましいです。
方向としては、高速化、メモリ容量増加の流れは止まっていないの
でメモリは年々、プログラムが楽になってよくと思います。
SH4 レベルになると、はんだづけ はおろか、表面実装の工場の
ラインも設備をつくりなおさないと無理な周波数領域になって
くるのではないでしょうか。

M Sakurai, ji1nzl@xxxxxxxxxxxxxxx

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