熊谷です. モータは専門なので反応してしまいました. 長文失礼します. >DC モーターを PWM 信号で、 >パワーコントロールしても、 >無負荷、もしくは軽負荷の場合、 >ほとんど回転数は変わりません。 > >PWM で変化するのは、速度ではなく、 >トルクなのです。 澤さんも指摘されていますが,少し誤解があるようです. DCモータの場合PWMは,直接には印加電圧を制御するものであり, 電流の制御は間接的ですので,PWMでの変化が顕著に表れるのは 速度です. ご存じのように, V=E+IR V:端子電圧,E:逆起電力,I:電機子電流,R:電機子抵抗 という式において,ほぼ無負荷の場合,I=0とみなせますので, 印加電圧で速度制御ができます(Eは速度に比例). もっとも,これは定常状態での話であり,実際には過渡状態の連続 なので,少しやっかいになります. 接続したモータのインダクタンスとPWM周波数によって挙動が変わって しまうので,マクソンなどでは外部にインダクタを付けたりするのも このためです. 負荷状態の場合,負荷につりあうトルク分を除いた電圧と逆起電力が つりあいます. 一般に,負荷は回転数で変化しますので,速度だけでなくトルクも 変化することになる訳です. #これ以上の説明はやめますね. >最も簡単で、割と良い結果が期待できるのは、 >PWM 信号が Off から On になる直前の、 >モーターの電源端子の電圧を測り、 >これが一定になるようにフィードバック制御する方法です。 これはこの通りで,よく使います. PWM信号がOFFからONになる直前というのは,インダクタンス成分によって 流れ続ける電流の影響が一番少ない時点です. ただし,完全に電流が0になることはないので,あくまでも簡易的な方法 になります.