[H8-ML(3579)] Re: モーターの制御について
From: Shigeru Makino <mac@xxxxxxxxxxxxxx>
Date: 2003年07月08日(火)09時47分39秒
mac です。

"Kazutaka "Zak" Sawa" さん <CXJ03106@xxxxxxxxx> wrote:
> 経験上は、以下のようなHブリッジで
> 
>   A B
>   ├M┤
>   C D
> 
> PWM波形がHiの時にADON/BCOFF、Loの時にBCON/ADOFFといった感じ
> で制御すると、軽く回るモーターでもスローな動きになったりしてました。

この制御なら、確かにそうなります。
しかし、電力損失が大きすぎます。

車で言えば、「アクセルを放したときには、直ちにブレーキを踏む」
を繰り返しているわけですから、
# というより、バックギアにしていると言うか...

PWM 波形が Hi の時
A, D ON
B, C OFF

PWM 波形が Lo の時
ALL OFF

急制動時
A, B OFF
C, D ON
もしくは、短時間
A, D OFF
B, C ON
にして、逆転をはじめる前に、
A, B OFF
C, D ON
を前提に話しています。

でも、 H Bridge で、モーター端子電圧を測定するのには、
インストルメンテーションアンプを使い X-Y 間を測定するか、

A   B
|   |
X−M−Y
|   |
C   D

タイミングにあわせて、
A, D On だった時の後は、 X - GND
B, C On だった時の後は、 Y - GND
とアナログセレクターを駆使することになるので、
最も効果的なのは、

電源−ハイサイドスイッチ− Motor − GND
と言った、単方向回転での応用なのは前述の通りです。

> でも、モーション(というか、加速曲線)そのものが重要なロボット動力系の
> 場合は、そのタイミングでも 100%になってはマズいんですよね。

当然そうです。

CNC や、プロッター、2軸以上のテーブル駆動など、
Path が重要なアプリケーションでは使えません。

で、実際そのような用途には、 AC サーボや、
ステッピングモーターが使われており、
ブラシつきの DC モーターが出る幕ではないのです。

-- mac


スレッド概略
[3557(R)](起点)
 └[3577(U)]
   └[表示中]
     ├[3581(1)]
     └[3584(2)]


投稿順に移動
[←前の記事へ(P)]
[→次の記事へ(N)]


リスト表示へ
[このスレッド(T)]
[本記事の前後(L)]