>ところで、上の文章の意味を良く理解できませんでした。割り >込みするのに一つ足りないものがあるということぐらいはわか >りましたが... マニュアル「5.割り込みコントローラ」頁5-2のブロック図を参照して いただけると良いと思いますが、左側のOVFとかADIなどが、内部 割り込み要因(信号)です。図では省略されていますが、今回のITU の割り込み要因もここに繋がれています。 ブロック図を見ると判りますが、割り込み要因は直接CPUに繋がれて いる訳ではなく、割り込みコントローラを介してCPUに繋がっています。 割り込みコントローラは、複数の割り込み要因の優先順位等を判定し てCPUへ割り込み要求を行いますが、同時にそれがなんの割り込み かを割り込みベクタ番号(頁5-16参照)としてCPUに通知します。 一方CCRレジスタには、CPUがこの割り込みを受け付けるかどうかを 決める割り込みマスクbit7があり、このbitをゼロに落とすことでCPUは 割り込みを受け付け、該当のベクタアドレスに飛ぶことができるように なります。このbitは、リセット直後は1にマスクされていますから、プロ グラム側でマスクを解除します。(1→0) 但し、NMI割り込みはマスクすることはできません。 H8は、実際にはもう少し柔軟な割り込みの設定ができるのですが、 最初はCCRレジスタのbit7をゼロに落とすことで全く問題なく割り込み 処理を行うことができます。 > CCRレジスタによる割り込み許可をCでどう > 記述すればいいかの例を含めて詳しく説明していただけますか このbitをゼロにする方法として、Cの関数として記述する方法もあります が、Cコンパイラがインラインアセンブラの記述が可能なら、例えば、 _asm LDC.B #H'00, CCR // 割り込み許可 の一行ですませてもOKです。(イエローソフトの場合) 鈴木(正) --- Outgoing mail is certified Virus Free. Checked by AVG anti-virus system (http://www.grisoft.com). Version: 6.0.563 / Virus Database: 355 - Release Date: 2004/01/17