[H8-ML(847)] Re: GNU newlibのつづき
From: 廣田 正孝 <mhirota@xxxxxxxxxxxxx>
Date: 2000年11月07日(火)16時47分31秒
>  どーもYASです。
どーも、廣田@本庄です。 

>  いったい究極はあるんでしょうかね〜。いま会社でSH4の設計をやらされている
> のですがCQの評価ボードをコチョコチョいじっています。この辺の新しいCPUと
> かだと開発環境が整備されていなかったり、価格自体が稟議書でも書かなきゃ通りそ
> うになかったりでたいへんですね。
SH4は開発環境としては安価にそろえられる方ではないでしょうか、CPUがJTAG
を持っているのでそれに対応したデバッグ環境が有ればいいわけですからちょっと前と
比べたら日立純正環境でも 10分の1位のコストでそろえられると思います。
SH用統合開発環境がWindows版で20万円弱。
 コンパイラ、アセンブラ、リンカ、シミュレータ付きでこの値段、10年くらい前だと
 シミュレータ抜きの環境で50万、シミュレータは別売でこれまた50万を越える値
 段だったと思います。 
JTAGデバッガE10Aも10万円程度。
 どうしてもICEというとこの10倍から20〜30倍位かしら。
合計、30万で済んでしまんですから。 もっとも稟議書は必要でしょうが。
どうしてもICEでないとデバッグできないってターゲットをYASさんが開発されて
いるのなら話は別ですが。 

>  要は組込み用のファームウェアを組むような感じですね(わたしにはこれが難しい
> 問題です)。
 開発をC/C++でやるんでしょうから、Windowsのアプリと同様な感覚で開発出来る
気がします。お付き合いしているソフトやさんはSH4のシミュレータも使いますが演
算やデータ処理部分は使い慣れたWindows用Cの開発環境でシミュレーションしてから
(こうするとエクセルなどで作ったテストデータを流し込むのが楽。)
ターゲット用に再コンパイルして組み込みターゲット上で再度動作確認しています。
こうすることによってターゲットが完成していなくともかなり完成度のたかいターゲッ
トプログラムを作ることが出来ます。
SH4を使うって事はかなりシビアなリアルタイム性を要求されるって事でしょうが、
そこが、Windowsアプリとは違った醍醐味でしょう。

> おっ。ダウンロードが終わったみたいなのでそろそろお時間もよろしいようで、でわ
> でわ。
H8では知りませんが、SHでは古い日立製のCコンパイラは最新のSHに実装されて
いる高精度浮動小数点演算をサポートしていない場合が有りますのでチェックしてみて
下さい。サイトにアップされた時期に注意した方がいいかもしれません。
同様にH8のCコンパイラやアセンブラの古いバージョンは生成するデバッグ情報が
現行のデバッガと違うところがあるので最新のデバッガを使うとデバッガがハングする
場合も有ります。この辺も注意が必要です。
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Name: 廣田 正孝 "Masataka Hirota"
E-mail address:  mhirota@xxxxxxxxxxxxx
                 GCD03040@xxxxxxxxxxx
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