多事毒論(2003年8月分)


遅延 (2)
2003年8月31日(日曜日) はれ時々くもり

大手のISPでは、サービス品質保証制度の一つとして、自社網内の平均的な遅延時間を一定未満に保つ保証をしていることが多い。たとえば、OCNの遅延時間情報によれば、各地方の拠点と大手町との間におけるパケットの遅延を測定し、これが 40ms を超えると料金を還付するとしている。ISPによって諸条件に違いがあるものの、全国的に網を展開するところでは、だいたいこれと同等の測定方法を採っているケースが多く、保証値の相場は 30〜40ms といったところである。

しかし、首都圏でインターネットに接続されている方なら、30〜40ms というと、かなり悠長に感じることだろう。たとえば、横浜の職場から大手町にあるIXの Webサーバ(たとえば www.jpix.ad.jp)に ping を飛ばすと、往復で 4ms とかからない。それを基準にすれば、これは超えることなどまずあり得ない無責任な保証値ではないかとさえ思えるが、こんな値にお目にかかれるのは首都圏だけだから、これを常識だと思ってはいけない。たとえば、博多から東京まで、JRの営業キロ程で 1175kmほどある。この距離を、20万km/秒で進む光が往復するだけで 10ms 以上かかるのだから、30〜40ms という設定は、端から端まで 2000km もある日本列島においては妥当なものだろう。

大手町がネットワークの中心だとすると、首都圏の人とそうでない人とでは、遅延の傾向に大きな格差があるのも事実である。現実に、一般的な通信相手である Webサーバなどは東京に置かれているものが圧倒的に多いし、繋がっている ISPが異なれば、同じ地域内の通信であっても東京経由となることがしばしばある。つまり、東京から遠いところで発せられたパケットは、一般にやたらと長い旅をしているわけで、その距離の分だけ遅延も多くなる。ping や traceroute で計測される遅延時間だけを根拠に、速い遅いと大騒ぎすることがナンセンスであることは既述の通りだが(届くまでに時間がかかるだけで速度が遅いのではない)、一方で、遅延も通信品質に影響する。

TCP通信では、受信ウインドウサイズと、パケットの往復にかかる時間で最大の帯域が決まることはよく知られていることだし、細切れの通信を連続的に行うようなケース(たとえば FTPで小さなファイルを大量に転送するとき)には、遅延がそのままスループットに利いてくることがある。こんなのはいいとしても、リアルタイムな通話を行うIP電話のようなアプリケーションでは、パケットの遅延に極めて敏感だ。前者は調整することができるが、リアルタイムな通信では、そんなわけにはいかない。電話では、大雑把にいって音声の遅延が 200ms を超えたあたりで会話が不自然な感じになってくることから、よほど設計の悪いものを除けば、国内で通話を行う限りはあまり問題になることはないと言えるが。

山間部や離島などの、いわゆるブロードバンド過疎地を解消する切り札として、通信衛星を使おうという構想があるらしい。高度 36,000km あたりを飛んでいる衛星に地球局から電波を飛ばして、再び地球に戻ってくるまでには 250ms ほどかかる。上りも下りとも衛星経由だと、ping の応答時間は 500ms〜600ms ぐらいになりそう。ここまでの遅延のある回線は使ったことがないのだけれど、体感的にはどんな感じになるんだろう。これで電話なんかしようものなら、かなり悲惨な通話になりそうだ。



遅延 (1)
2003年8月28日(木曜日) くもり

わたしが設置したあるネットワークの利用者から、「ping を打って調べるとパケットの遅延が長い」というようなクレームがあった。トポロジ上、このぐらいの遅延はやむを得ないということでそれは納得して貰ったのだけれど、考えてみると、広帯域なアクセス回線が一般家庭に普及し、スループットがどうの、遅延がどうのと騒いでいるサイトなんかがやたらとあるわりには、IPネットワークにおける遅延の原因や、それを計ることの意味を正しく理解していると思われる人は少ない気がする。

ネットワークにおける遅延は、極論すれば、光の速度が遅すぎることに起因する。速いものの代表例である光の速度も、所詮は有限だ。ネットワークが光ファイバで構成されているとして、ファイバ中を通る光の速度は、光速(30万km/秒)をファイバの屈折率(1.5ぐらい)で割った値になるから、20万km/秒ほどの速度で進んでいる。これがどのぐらいトロいかというと、たとえば東京大阪間なら、500kmとして 2.5msほどかかることになる。地球を一周するぐらいの国際通信なら、12,000km で 60ms。ping を飛ばして分かるのは往復に要した時間だから、光ファイバ以外の遅延たとえゼロであったとしても、これらを倍にした時間を切ることはあり得ない。

このほかにも、通信回線にパケットを突っ込むのに要する時間(たとえば 100Mbpsの線に 1500バイトのパケットを送り込むのに 120μsかかる)や、途中にあるルータやスイッチなどの処理による遅延もあるけれど、光の遅さと比べると、これらはネグれるほど小さい。こんなところでミリ秒オーダのモタつきがあるようでは、ギガオーダのバックボーンのルーティングなど当然ながらできないからだ(詰まればパケットは捨てられるしかない)。つまり traceroute をやって、妙に大きな数値がでてきたとき、そのルータが遅いのだろうとか判断するのは早とちり。このことは、遠方にあると思われるホストに traceroute するとよく分かる。実際に IIJ でやってみると、

 6  otemachi-bb7.IIJ.Net (210.130.143.56)  3.639 ms  3.381 ms  3.263 ms(大手町)
 7  Osk003bb00.IIJ.Net (202.232.0.29)  12.173 ms  11.536 ms  11.985 ms (大阪)
 8  Fko003bb00.IIJ.Net (202.232.0.209)  19.556 ms  20.252 ms  20.136 ms(福岡)
 9  Nha001bb00.IIJ.Net (202.232.0.109)  37.909 ms  36.706 ms  38.768 ms(那覇)
こんな具合になる。地名はホスト名からの推測だけれど、たぶん合っているだろう。平均すると、大手町から大阪(514km)で 8.470ms、大阪から福岡(578km)で 8.083ms、福岡から那覇(1008km)で 17.813ms(括弧内は航空路線距離)かかっており、大雑把ではあるけれど、遅延時間は都市間の距離に比例している。このほとんどは、恐らくは光ファイバを通る光の伝達時間によるものだろう。あるいは、海外へ traceroute すれば 100msを超えるような値が出てくるのが普通だが、これも光の速度の限界だと思ってよく、なにも回線とかルータが遅いとは限らない。遅延が多くても、海外へのアクセスが極端に遅いということはないのだから。



Hero
2003年8月25日(月曜日) はれ

躍動感のあるネコが見たいと言われて、流し撮りしてみたけど失敗。にゃんこの流し撮りには何度か挑戦しているのだが、一度も成功したことがない。予測を外れる動きをしたら、それはすなわち大事故である列車などと違って、にゃんこの動きばかりは予測しようがないからかなぁ。毎回、アサッテの方向に動かれたりして裏切られている感じ。

Hero」を観る。作品の方向性としては芸術路線であるらしく、視覚的に訴えてくるシーンが大変多かった。芸術といっても理解不能な種類のそれではなく、シーンごとに衣装や背景の色彩を統一し、カラーリングに凝ったりと、ぱっと見て素直に綺麗だなと思える分かりやすさがよろしい。アクションシーンでは、間の取り方にかなりこだわっている感じだ。ワイヤアクションの不思議な動きも存分に楽しめるけれど、極端なスローモーションを多用し、ハデでハイスピードなバトルをじゃんじゃんとやる最近の傾向とは対照的。激しさを期待して観るとやや物足りないと思うけれど、間延びた感じではないので、これも良かった。

他方、細かいところに目をやると突っ込みどころ満載であった。カットの繋ぎ目で、直前の映像と明らかな不一致があるとか、100歩以内に近づいてはいけないことになっている皇帝さんの周囲に、なぜか大勢の従者が集まってきたりとか。えー、100歩以内に余計な人物が入ってくると、話の前提条件が崩れてしまうんですがねえ・・・?



障害対応
2003年8月24日(日曜日) はれ

結局、昨日は午前3時ごろまで障害対応に当たる羽目に・・・。取り敢えず不具合は解消したものの、明確な故障原因は最後まで分からなかった。それでも何とかするしかないので、故障の可能性のありそうな機器を手当たり次第に交換しているうちに治った感じだが、そういうのはやはり寝覚めが悪い。山勘で判断するに、どうも複数要因協調型の波及事故っぽいんだな。この手の不具合は原因の特定が難しい。ある装置の切り離しで正常に戻ったとしても、それが原因だと判断するのは早とちりで、実はその子には異常はなく、ほかの何かと合わさって初めてイタズラする、とか。にゃんこで現実逃避。



毎度のことだけど
2003年8月22日(金曜日) はれ

休暇中なんだから知ったことじゃねえよと、知らぬ存ぜぬを決め込める性分に生まれていたなら、と思う。

いや、そう吐き捨てながら電話を叩き切るくらいはできたかも知れないが――肝っ玉の大きさばかりは、そう容易には変えられないらしい。ネットワークが不明な原因で不調であるとの連絡を受け、夏休み中だけど何となく出社することにしたのは、きっと後顧の憂いに恐れを感じたからだろう。うちのネットワークには、関係者が長期休暇に入ると何らかの障害が起きるという、マーフィーの法則を具現化したかのような特性があることは、これまでも何度となく書いている通り。ぶっ壊れるんなら、せめて休み明けまでガマンしろよと、常々、ありとあらゆる形而上学的な存在に祈りを捧げているのだが、結局今年も、そんな紳士的な態度を示してはくれなかった。

軽微な不具合なら自宅からの遠隔操作で対処できるし、それは不可能でも、原因が特定できることなら、たとえどれほどエグイことであれ、原因を取り除くことで解決するという当たり前の方法論が通用するからいい(良くはないんだけど)。ところが、今回ばかりは何が起きているのかさっぱりで、完全に五里霧中・・・。わからんからどうしようもない、とは言えないので、試行錯誤による応急処置で取り敢えず使えてはいるのだけれど、スループットがいまいち出ず、このサーバへのアクセスでも、レスポンスの悪さが感じられることだろう。どなたか頭痛いりませんか。いまなら無料で分けますけれど?



米軍ハウス
2003年8月20日(水曜日) くもり

「米軍ハウス」ってものをご存じだろうか。1950年代、入間や横田など戦後に米軍の基地が置かれた付近で、米兵向けの住宅として建てられた家屋のこと。別に米軍が建てたのではなく、基地周辺の地主さんが米兵相手の賃貸ビジネス目的で建てたものらしい。庭付きの戸建てで、木造の平屋が多く、外壁は板張りのペンキ塗り。敷地の周りには塀のようなものがなく、解放感のある雰囲気はアメリカの家に近い。米兵が引き払ったあとは、オシャレな住宅として、日本人が住むようになった。いまでは廃屋になっていたり、取り壊されたものも多いようだが、いまでも住居として使われている米軍ハウスは少数ながら現存する。

そんな貴重な(?) 米軍ハウスに住んでいる人を訪問する機会があった。場所は航空自衛隊入間基地のすぐ近く。そのお宅は何度か増築や改築をし、おまけに防衛庁が防音工事をした関係で、現在ではオリジナルの建材はほとんど残っていないぐらいだそうだが、増築した部分を除けば、形はほぼ原型のままなのだそうだ。メンテナンスも行き届いているようで、築50年の木造住宅という言葉がイメージさせるオンボロではなかったけれど、大地震が来たら一瞬で崩落するだろう、という見解には同意せざるを得なかった。日本の典型的な住宅とは違って、ドアを入るといきなり広いリビングがあり、居住空間は外から見ているよりも広く感じられる。間仕切りは、ほとんどない感じだ。

間仕切りのない家は、わたしの好みに合っている。日本の平均的な住宅の敷地面積はもともと狭いのに、やたらと小部屋に仕切って、さらに狭さを演出してどうするんだと常々思っているからだ。4畳半ぐらいの空間なんか、部屋ではなく納戸である。それよりは、邪魔くさい間仕切りを減らして、解放感のある大部屋があった方が気持ちが良いものだ。いまは、3DKのマンションに住んでいるけれど、見るからに部屋数だけを強引に稼いだような間取りは狭苦しいだけだから扉を外して部屋を繋げ、実質 2LDKとして使っている。もともと 2LDKを探していたのだけれど、意外と 2LDKは見当たらない。リビングよりも、部屋数を増やそうという発想になってしまうからだろうか。



城ヶ島
2003年8月19日(火曜日) くもり

今週は夏日が戻ってくるとの予報だったのに、相変わらずぱっとしない曇り空。世間の盆休みは大荒れの天気、自分の休みは好天候、という嬉しい流れを期待していたのに、まったくクソッタレだ。遊びに来た弟から、湘南の海で遊んでみたいなんていう要望が出ていたのだけれど、海に入って気持ちの良さそうな雰囲気ではなかったので、代わりに城ヶ島へ行くことにした。島と言っても、橋が架かっているし駐車場もあるから車で気軽に行ける。妙な模様の入った岩場が続き、太平洋を望む海も綺麗だが、にゃんこがいっぱい住んでいるのもいい。わたしのお気に入りスポットの一つだ。

ダイビングが好きで沖縄とか奄美に通っている感じの弟曰く、ここなら岩場で水も綺麗だから、次に来たときは是非とも潜ってみたいとのこと。色々なものが捕れそうな感じがするらしいのだが、わたしは、どちらかといえば「捕る」方でなく「撮る」方が専門だ。いつか、水中写真を撮れる機会があったら良いなと思うけれど、そこまでの元気は無いし。船を追いかける鳥とか、釣り人とか、岩場で休む海鳥とか、ありがちな写真ばかりを適当に撮って島を後にする。ま、なんだか知らないけれどお幸せに



ひゅう
2003年8月17日(日曜日) 雨

今週から夏休み。今年は旅行などの予定はないが、弟が彼女を連れて家に遊びに来ているので、近場でどこかへ連れて行けって要求は出てくるかも知れない。転居して家も広くなったことだし、連れ合わせで遊びにおいでよ〜なんて言ってたからなんだが、よく考えたらまともな寝具などがないことに気付いて、慌てて買ってきたりした。男一人なら雑魚寝でいいが、女性はぞんざいにできない。もちろん、揃えたのは女の分だけだけど。これで大丈夫だろうと思って安心していたら、バスタオルが足りなかった。普段、必要最小限の物資だけで生活をしていると、まあこんなもんだ。

あとは朝飯の仕込みでもやってと・・。



寒い
2003年8月14日(木曜日) 雨

お盆だけれど、今日も通常どおり出勤。わたしは、来週からお休みをいただくことになっている(うちは交代で休んでるので)。一般的なサイクルとは違った休み方をしていると、帰省ラッシュで交通が大混雑しているニュースなんてまったく他人事だし、飛行機に乗るにしても運賃設定は割安になっているなどメリットは多いのだが、少し困るのが昼食のときだ。休みの日に人が集まる繁華街でもなければ、お盆をきっちりと休む飲食店は多い。猫の子一匹いない飲食街で、シャッタが軒並み下りている光景を目の当たりにすると、ちょっと寂しいというか、なんだか地球最後の日に発つロケットに乗り遅れたような気分になってしまう。

8月半ばだの言うのに、この気温の低さは何なんだ。あまりにひんやりするものだから、今晩は思わずシチューを作ってしまった。あー、暖まるーなんて感じの雰囲気でシチューを食うなど、この時期の平年並みの気温であれば絶対にあり得ないことだが、今日ぐらいの温度だと、さほど違和感を感じない。しかし、人間ってヤツは勝手なものだ。くそ暑い真夏日が続けば「ちょっとは涼しくならんのか」などという文句が出、温度が下がったら下がったで「夏なのに何だこりゃ」となる。それでいて、だったら一年を通して春先か秋口ぐらいの過ごしやすい気候になれば良い――ってことにもならないだろう。やっぱり、四季がないのは寂しいもんだ。



階段の数え方
2003年8月13日(水曜日) くもり/やや晴れ

再開とか言いながら、またサボってしまったり。しかし、ここのところ実際にやや多忙だった。前に受けたリバースエンジニアリングをとっとと上げろと煽られているうえ、別の案件で商品写真の撮影もやることに。撮影するのは一瞬なのだが、バランスのいい品物の並べ方を考えたり、ライティングを微調整してテカりを消したりといった作業が意外と時間を食う。プロの方ならあまり苦労しないのかも知れないけれど、わたしは経験不足なものだから、どうしてもそこらは試行錯誤の繰り返しにならざるを得ない。アマチュアに払ってくれる写真代なんて安いもんで、相当手際よくやらない限り、割りに合わないというのがやってみたところの感想だ。

ところで、階段の段数は、どこから数えるのが正しいのだろう。どこを一段目とし、どこを階段の終点とするかで、段数が何段か変わってしまう。いちばん素直なのは、90度ぐらいに折れ曲がっている角の数を一段とする数え方だろう。たとえば、階段を上がる場合は、一つ目の段差を一段目とし、階段の終点では、床と同じ高さ平らな場所も一段として数える、という寸法だ。この数え方なら、一段だけの単なる段差を含めて、あらゆる階段を表現することができるから、まあ正しいと思う。しかし、階段の段数を競っているような観光地だと、床と同じ高さの平らな場所も一段と数えて、恣意的に水増ししているような例もあったりして? これって、JISあたりで決まっているんだろうか。



久しぶり
2003年8月10日(日曜日) 晴れ

しばらくサボってて申し訳ない。暑さでくたばり気味のねこさんみたいに、わたしもちょいとくたばっていたような、なんやら毎日色々とあってなかなか落ち着かない、みたいな。まあ、そろそろ再開といきましょうか。

でも今日は寝るぞー。



赤外写真
2003年8月3日(日曜日) 晴れ

いつまでもダラダラと梅雨が続くと思ったら、いきなり真夏日ときたもんだ。ちょっと前にカメラを買った関係で、すかっとした天気が恋しかった。曇ってて小雨が降っているような天気では、写真を撮ろうという気にはならない。が、暑くて死ぬって感じの日にもあまり外には出たくないから、極端なのも困ったものだ。妥協策として、家の窓から赤外線写真を撮ってみた。デジカメで撮ると変な紫色に写るので、これはそれをグレースケールに変換したものだ。普通に撮ったカラー写真と比べると分かると思うが、雲や植物は赤外線を多く反射しているみたいで、真っ白に写ったりして、わりと面白い写真が撮れる。家屋などの人工物は、だいたい普通のモノクロ写真みたいな感じになることが多いようだ。

デジカメでも赤外は写るから、もうちょっと色んなものを撮ってみたいのだけれど、赤外フィルタを入れると可視光はカットされ、ファインダは暗闇に包まれるため、気楽にぱしゃぱしゃと撮れないのが難点だ。晴れた日でも F5で5秒ほど露出しないと写らないし、そもそも赤外線なんて見えないから露出なんて山勘で決めるしかない。ピントがどこに合っているのか、いまいちよく分からないのも困る。フレーミングはフィルタを外してやれば良いが、レンズの特性が可視光のときとは変わってしまうみたいで、フィルタを外した状態で合わせてもダメっぽくいから、これも山勘。



突撃実験室