多事毒論(2005年6月分)


逆ダイエット
2005年6月27日(月曜日) くもり/雨

わたくし,体格が小柄なうえに,いくら食っても太らない,いや太れない体質で,体重は,50kgをわずかに下回る程度から,ここ何年も変わっていなかったりする。やれ健康に問題があるんじゃないかとか,ちゃんと食事しているのとか色々と言われることも多いんだが,健康上何ら問題はないし,どちらかといえばグルメな方だし,甘党でもあるから,その指摘が当てはまるような生活をしているとも思えない。痩せる一方ならともかく,これでずっと安定しているのだから,そういう体質なんだろう。

へいへい,ここは妬むところじゃないぜ,おデブな方々。野郎のくせに体重が50kgを切っているというのは誠に嬉しくない事実であるし,太れないヤツが太るのは,デブが痩せることよりも難しいものがある。どんなデブでも,瀕死の状態になるまで絶食すれば多少は痩せるだろうが,こっちは食っても太らんのだから,体重を増やすのは簡単ではないのだ。逆ダイエット,すなわち体重を増やす方向のダイエットにはこれまでに何度か挑戦しているのだが,そんなわけで,結局すべて失敗に終わっているのが現状。

そして,食っても太らんのであれば,脂肪よりも重い筋肉を増やすのがいいんじゃないかとしかないと言われ,軽い筋トレを毎日軽い筋トレを始めることにした。本格的にやったら三日坊主になるのは目に見えているので,短時間でいいからとにかく毎日やる,辛くなる前にやめる,暑ければ冷房は大いに使う,というような条件で,なるべく長く続ける方向でやろうと思う。

目標は,汗を流したあと大量のウンコをした食前のひととき,というような最悪の条件でも,50kgの大台を割らない体重に持って行くこと。変動分が1kg程度あるとして,いまの平均的な体重は49.5kgほどだから,必要なのは2kg増ってところ・・・達成できるだろうか。



エアコン修理
2005年6月25日(土曜日) はれ

室外機の制御基板とコンプレッサが一挙に逝ってしまったうちのエアコン。交換部品が入荷したので土曜日に行きますと何日か前に連絡があり,今日その修理が行われた。基板はすぐに交換できる場所にあるのだけれど,えらい大工事だったのが,コンプレッサの載せ替え。最初に冷媒回収用のコンプレッサでエアコン内の冷媒が回収され,室外機がほぼ丸裸になるまで分解されたあとには,アセチレンガス溶接機が運び込まれてきた。そんなもので何をするんだと思ったら,室外機内部の配管は溶接(ロウ付け?)されてるので,コンプレッサを載せ替えるときは溶接機がいるのだそうだ。取り外したコンプレッサを見せてもらったら,直径10cm,高さ20cmほどの円筒形の物体で,想像より遙かに小さかったから驚く。室外機の大部分は,熱交換機とファンで埋まってるのね。

かかった時間は3時間ほどで,とても丁寧な作業だった。費用は合計 21,400円+税。内訳は,制御基板が 14,000円,技術料が 7,400円,コンプレッサは保証で何とかしてくれたので無償。基板代はまあそんなもんだろうというような感じだが,技術料 7,400円は,二度の出張に加えて,今日の作業内容からすると,安い方かな。



テフロンを磨く
2005年6月24日(金曜日) くもり時々はれ

テフロン加工のフライパンには,どう丁寧に使っていても次第に加工面が傷んでくるという宿命がある。したがって,テフロンのフライパンは消耗品として使わざるを得ないところがあるが,調理器具というのは愛着が湧くもので,捨てにくいこともあるだろう。テフロンだけを張りなおしてくれるサービスなんてのもあるらしいが,もとが高級なやつならともかく,そこらのスーパーで売ってるような普及品だと,そんなことをするのは経済的にあまり現実的ではない気がする。

ふと,加工面を研磨することで復活しないのだろうかと考えてみた。実験台として用意したのは,焦げ付くくせに,油を塗っても中途半端に弾いて馴染まない典型的な末期症状のフライパン。思いつきでやっただけなので,あまり上品な方法ではないけれど,粗磨ぎの意味で,まず食器洗い用スポンジの裏についているザラザラで表面を軽く擦り,念入りに洗って乾燥させたあと,たまたま家にあった1000番の紙やすりで空磨ぎしてみた。すると,それだけでも劇的に復活するんですな。磨ぐ前は,水をかけると水滴が残っていたのに,磨いだあとは,実にテフロン加工らしく,大粒の水滴を作りながら完全に流れるまでになった。

やってみて,気づいた点。一口にテフロン加工といっても,金属ヘラOKのやつとか,そうでないやつとか,いろいろな硬さのものがあるので調整は必要だろうが,最初に1000番を使ったのはいい線だった思う。しかし,テフロンの加工面は概してやわらかいので,1000番では肌を整える程度のことしかできない感じ。それだけでも前述のように見違えるほどの効果はあるが,明らかに分かるほどの研磨傷が残ったままだし,やりすぎれば削れ過ぎてしまう。同じやるなら,もっと粒度の高いもので仕上げ,さらにコンパウンドなんかで磨きたいところ。新品のテフロン加工はツルンツルンだもんね。



親知らず
2005年6月20日(月曜日) くもり

右上の親知らずを抜いた。

もともとは抜く予定などなく,下顎の骨の中に埋まっている親知らずの付近が「再び」炎症を起こして痛くなったために受診したんだけども,下のヤツを抜くとなると大がかりなことになる,それよりも先に上のヤツを抜いた方がいいと言われ,その場で上のやつを抜くことになった。上の親知らずは,普通に生えているといえば生えているんだが,かみ合わせの対向となる下の歯が存在しないので,伸びるだけ伸びて,下の歯茎(やばい親知らずがあるところ)に当たるようなっていた。それも,炎症を起こす原因の一つとして十分問題だし,ついでに虫歯もあると言われたもんだから。

で,抜歯なんて久しぶりのことだし,麻酔を打つとはいえ,本来は抜けないものを強引に引っこ抜くという恐いイメージがあったので,最初は清水の舞台から飛び降りるぐらいの覚悟で臨んだんだけど,やってみると案外あっさり,それも抵抗なく抜けたもんで,拍子抜け。ちょっとギリギリ言うからね〜と言われながら,何度かゴニョゴニョやられたときにはもう終わっていて,抜けたという感覚すらなかったから,思わず「え,もうおしまい?」と聞き返したくなったぐらいだった。そんなもんですか,抜歯っていうのは――なんて言えてたのも,麻酔が利いていた間だけ。麻酔の効果が薄れたら,抜いたところが本格的に痛くなってくるわ,何を食っても血液フレーバーが自動添加されるわで,気分は最悪。余裕こいてたんだが,あと方が辛かった。

でも,そんなのは予行演習みたいなもんで,最大の問題は,下の親知らず。歯科医が言うには,絶対に抜く必要があるとまでは言えないが,たびたび痛くなるようだったら,抜いた方がいいというような微妙なトーンで,最終判断は自分でやれと・・・。爆弾を抱えている気分なので,撤去してスッキリするのなら抜きたいところなんだが,ヘンな状態(専門用語で「水平埋伏智歯」というやつ)で,それもやや深いところにあるので,抜けばそれなりに辛い日々がしばらく続くという。どのぐらい辛いのですかと聞いたら「いまの倍ぐらい」。そのときは麻酔が効いてる状態だったので「倍ぐらいなら」と思わず言ってしまったんだが,「今日一日経ったら,そうは言えなくなるかもよ」と脅され,まったく仰るとおりと,いまは思っていたりするです。



エアコン故障
2005年6月15日(水曜日) 雨

半年以上使ってなかった(冬季は使ってないので)三菱重工製のエアコンを久しぶりに動かしてみたら,冷えなくなっていた。サービスに電話して点検を依頼すると3日ほどで来てくれ,結果,室外機の制御基板が逝ってるうえ,コンプレッサも怪しい,とのこと。

点検時,コンプレッサが起動したりしなかったり,という感じだったので最初は基板が原因であると判断したようだが,たまたま起動したら今度はコンプレッサからの異音が認められ,そういう結論になったようだ。コンプレッサの異常に基板が絶えられず飛んだのか,基板が飛んでコンプレッサまで道連れにされたのか,それとも偶然に両方とも同時期に壊れたのか。真相は分からんが,壊れるものなんですな。あんまり聞いたことがないんだけど,コンプレッサが壊れた話なんて。

でも,制御基板とコンプレッサがいかれてるんじゃ,室外機の主要な部分がすべて壊れてるってことじゃないの。修理費も馬鹿にならんわけで,治すより新しいエアコンを買ったほうが良いんじゃないの,と言いかけたとき,コンプレッサの交換は保証で何とかします,だから基板代(2万円ぐらい)だけ負担してください,というお話に。それだったらまあ,というわけで,部品が入ってからまた来てもらうことになった。どんな修理になることやら。



あまてらす
2005年6月14日(火曜日) 雨

新しいメールサーバの実験をしていたときのこと。公にしているホストではないのに,どういうわけか,色んなところからワームがボコボコと送られてきしまう(実際にはユーザがいないので届かないのだが)。smtp のポートは開けてあるので,送ろうと思えば送れなくもないけれど,それにしても,なぜ立ち上げて間もないホストの存在が世の中にバレているんだろう?

ログを見ると,送信元のホスト名はDSL接続用と思われる dsl-nn-mm.xxx みたいなのが大半で,それも国内外複数のISPに跨っていてることから,何らかのワームに感染した個人のPCが送信しているものと考えられた。その線で調べてみると,一時期流行した mydoom あたりに,mail や mx といったメールサーバの王道的なホスト名を,メールアドレスから抽出したドメイン名をくっつけ,当てずっぽうで送信を試みる機能があったんですな。実は,メールサーバだからと思って mx なんていうベタなホスト名にしていたため,見事ヒットしていたんだが,こんなのがあるとは知らんかった。

そんなわけで,実害はあまりないけれど,うざいからホスト名を一般的ではないものに変えることにした。だが,そうなると迷う。気の利いたものをと思えば思うほど迷うのだ。以前は,女性アニメキャラの名前を付けていたりしたが,営業運転に投入する予定のメールサーバだと,それもどうかという気がする。そこを通るすべてのメールの Received ヘッダに毎回名前が入るわけだからねえ。そういうとき,わりと無難なのは星の名前とか,神話系とかだろうか。家のPCはオリュンポス十二神の名前にしてある。メールサーバは,Sun の機械だから……太陽。そんなわけで,こっちは日本神話でアマテラス,amateras に決定となりました。

アマテラス アマテラス アマテラス どこにいるの

ま,そっち方面の関連もありまして。



大量
2005年6月3日(金曜日) くもり

今週は忙しかった&ネタがなかったので,代わりに昔の写真でも。

ハードディスク約1.6テラバイト分メモリ10ギガバイト分,それにマザーボードと18ギガヘルツ分のCPU(って,CPUクロックを足し合わせても意味ないか)。これらは,昨年末に某ISPのWebサーバを入れ替えたときに発注した品々だ。入れ替えを思いついたのは,確か11月の終わりごろ。そこから年内に完了させるという話だったので,できなくはないが,余裕のない日程だった。走りながら考える感じで仕様を決めて部材を発注し,入荷するなり特急モードでサーバ10台分の作業を開始。OSなどのインストールを1日でやって,2日で物理的に組み上げ,数日後には入れ替え決行。

それにしても,なぜそこまでして年内にこだわったかって? それは,正月は普通に休みたかったからに他ならない。うちには,どういうわけか,普段は壊れないものが休暇になると壊れるというマーフィーの法則があるもので。新品なら,年越しにも耐えるだろうという判断だった。



突撃実験室