文法解説五−終助詞及び間投助詞について
今回は助詞シリーズ最後の終助詞&間投助詞です。とはいっても個々の言葉の意味はさほどずれず、使い方は似たような物なので、まずは分類から説明します。
終助詞:文の終わりについて詠嘆、願望、禁止、疑問の意を表す言葉です。
間投助詞:文節の末でいろいろな語につき、語勢・語調を整え、余情を添え、感動を表す言葉です。
この2種類がどんな使い方をするかというと、基本的には「けるかも調」と言われたように、なんとかけるかも、という風に使う物が大多数です。最後にくっつければ機能します。が、簡単・便利だからといって乱用は良くないと言うのは前にも書きましたので、限度は考えましょう。けるかも調批判の後、近頃では終助詞を使った歌自体、少ないようです。
現代の短歌初心者であえて文語を使うとなると、古くさい言葉が好きな人や重い感じが好きな人が多いかと思います。しかし、そういうイメージは通常通りの文語で十分でるはずなので、終助詞を使ったから重いイメージになる、なんていう風には考えない方がよいと思います。
次は、どんな言葉があるか見ていきましょう。ざっとあげていきます。
終助詞(詠嘆)
「を」 いろいろな語につきます。詠嘆。
「や・よ」 いろいろな語につきます。詠嘆、呼びかけ。
「かや・はや・か・かな・かも」 体言、連体形につきます。詠嘆。
「も・はも・よ・もよ」 文末につきます。
終助詞(願望)
「な」 文末につきます。
「がな」 連用形につきます。
「ばや」 未然形につきます。自己の希望。
「なむ」 未然形につきます。相手への希望、期待。
終助詞(禁止)
「な」 終止形につきます。詠嘆もあり。
「そ」 連用形につきます。
終助詞(疑問)
「かも」 体言、連体形につく。
「やも」 動詞、助動詞の已然形につきます。反語。
終助詞(念を押す言い方)
「かし」 終止形、命令形、助詞「ぞ」などにつきます。
間投助詞
「よ」 いろいろな言葉につきます。詠嘆、呼びかけ、強く指示する、等。
「や」 いろいろな言葉につきます。語調を整える、詠嘆など。
「し」 体言、連体形、連用形、副詞、助詞などにつく。語調を整え、上の語を強める。
これらは文法自体は難しくなく、基本的にはただ接続させればいいだけです。
むしろ使うタイミングなどが難しいかな、と思います。
他にもかなりたくさんの種類がありますが、それらはほとんど連語で、きりがないのでやめておきます。短歌辞典などを見れば結構載っているので、暇なときにぺらぺらとめくってみて下さい。
次回は・・・助詞かなぁ??? 今のところあまりやる気がありません。何か注文があれば応じるかも。