1.基本的な事項


 <57577という音数>
 短歌は57577,と一度くらいは国語の時間に習ったと思います。
短歌は俳句と違って季語を入れるという習慣はないので、ルールといえるものはこの57577というリズムだけです。
 しかし、57577といっても、実際には字余り、字足らずがありますので原則とはいっても例外もかなりあります。どこで読んだか忘れましたが(たぶん立ち読み)万葉集でも1割強は字余り・字足らずなのだそうです。

 この57577ですが、よく言われるのは字数ではなくて音の数であわせる、ということです。ま、とりあえず有名な歌で例を挙げてみましょう。

あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る(万葉集・額田王)
すべてひらがなで書くと、
あかねさすむらさきのゆきしめのゆきのもりはみずやきみがそでふる
となります。これを区切りに沿って句読点で切ってみると、
あかねさす、むらさきのゆき、しめのゆき、のもりはみずや、きみがそでふる
となるわけです。


 <音の数え方>
促音「っ」は、一音に数えます。
拗音「ゃ」「ゅ」「ょ」は、数えません。
したがって「京都=きょうと」は、三音です。
たとえば「密告=みっこく」なら三音ではなく、四音です。
しかし私は文語が中心なので動詞では「切って」は「切りて」等に変化するのであまり使いません(出てきません)。


 <感動を伝える>
 人間は感情があり、それを表すことをします。その延長に短歌があるといえると思います。
 短歌は感動を伝えるものです。感動とはよくいう「あの映画は感動した」とか言うレベルの言葉ではなく、もっと包括的な気持ちです。満開の桜を見てきれいだと思うのはわかりやすいですね。それ以外にも子供をかわいいと思う、恋人をいとおしいと思うなどかなり多くの意味を含みます。
 言葉の上手下手ではなく自分が感じたことを読み手もまた感じ共有できるか、というのが善し悪しの基準といっても良いと思います(いいすぎ?)


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