[H8-ML(140)] Re: H8破壊
From: Noboru Aoki <ji1nzl@xxxxxxxxxxxxxxx>
Date: 1999年05月15日(土)10時03分28秒
From: Junsuke Kunugiza <jk@xxxxxxx> さん
Subject: [H8-ML(133)] H8破壊
Date: Fri, 14 May 1999 00:52:04 +0900 への返信です。

モービルハムというアマチュア無線雑誌にPICを使用した
記事が掲載され、その方は頻繁にPIC マイコンが壊れた
経験をし、原因を探していると、使用した Swithing 電源 
5V の出力端子は、電源のOFFの瞬間に過渡的に高い電圧が
発生するのを確認し、その問題がPICを破壊したと推論さ
れました。その記事では、この過渡電圧を避ける対策と
して5Vの3端子レギュレータでPIC電源を供給したら
破壊が発生しなくなったと書かれています。

この指摘は、Switching 電源には、良質の設計品質のもの
でないものは、こうした結果を招くということを示唆して
いると思います。ただし、品質の良い設計のされた電源な
らば問題ないはずで、この記事での電源に発生した固有の
問題かもしれず、すべてのSwitching 電源に当てはまるこ
とは確認されていないと個人的には推測します。
(秋月社の 附属(おまけ)電源がどうなのかは未確認です)

くぬぎざさんの破壊事例は、CPU自体にロットにより設計
上の電源保護の安全回路が入っていない、または破壊の
耐力特性が異なることを暗示的に示唆されています。

破壊原因の可能性は 次の3つ を推測してみました。
1.電源電圧のオーバーシュート過渡電圧による破壊
2.CPU自体に生産ロットにより破壊特性が強いもの弱いものがある
3.CPU自体に生産ロットにより電源保護の安全回路が入っているもの
  ないものがある
4.電源の立上げ手順で、時間的に、5V 電圧の後に、12V電圧を加える
  と壊れる、あるいは、その逆手順で壊れる。

いずれも推測なので、確認がとれませんが、2 が原因でなければ、
他の原因は、ユーザ側で事前の破壊防止対策がとれると考えます。
2.が原因とすれば、ユーザ側では回避不能ですが、業務応用を想定
した場合に限定して、壊れたサンプルを製造社に送付し、破壊原因を
調査を依頼することも可能と思います。

SkyGazer
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