[H8-ML(141)] Re: H8破壊
From: Junsuke Kunugiza <jk@xxxxxxx>
Date: 1999年05月15日(土)21時35分12秒

On Sat, 15 May 1999 10:03:28 +0900
Noboru Aoki <ji1nzl@xxxxxxxxxxxxxxx> wrote:

> モービルハムというアマチュア無線雑誌にPICを使用した
> 記事が掲載され、その方は頻繁にPIC マイコンが壊れた
> 経験をし、原因を探していると、使用した Swithing 電源 
> 5V の出力端子は、電源のOFFの瞬間に過渡的に高い電圧が
> 発生するのを確認し、その問題がPICを破壊したと推論さ
> れました。その記事では、この過渡電圧を避ける対策と
> して5Vの3端子レギュレータでPIC電源を供給したら
> 破壊が発生しなくなったと書かれています。
> 
> この指摘は、Switching 電源には、良質の設計品質のもの
> でないものは、こうした結果を招くということを示唆して
> いると思います。ただし、品質の良い設計のされた電源な
> らば問題ないはずで、この記事での電源に発生した固有の
> 問題かもしれず、すべてのSwitching 電源に当てはまるこ
> とは確認されていないと個人的には推測します。
> (秋月社の 附属(おまけ)電源がどうなのかは未確認です)
> 
> くぬぎざさんの破壊事例は、CPU自体にロットにより設計
> 上の電源保護の安全回路が入っていない、または破壊の
> 耐力特性が異なることを暗示的に示唆されています。
> 
> 破壊原因の可能性は 次の3つ を推測してみました。
> 1.電源電圧のオーバーシュート過渡電圧による破壊
> 2.CPU自体に生産ロットにより破壊特性が強いもの弱いものがある
> 3.CPU自体に生産ロットにより電源保護の安全回路が入っているもの
>   ないものがある
> 4.電源の立上げ手順で、時間的に、5V 電圧の後に、12V電圧を加える
>   と壊れる、あるいは、その逆手順で壊れる。
> 
> いずれも推測なので、確認がとれませんが、2 が原因でなければ、
> 他の原因は、ユーザ側で事前の破壊防止対策がとれると考えます。
> 2.が原因とすれば、ユーザ側では回避不能ですが、業務応用を想定
> した場合に限定して、壊れたサンプルを製造社に送付し、破壊原因を
> 調査を依頼することも可能と思います。
> 
> SkyGazer
> 

Junsuke Kunugiza, jk@xxxxxxx
Eccentric Labatory -  http://www.exp.org/
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