SkyGazer です。 From: nobuo sakai さん<maro@xxxxxxxxxxxxxx> Subject: [H8-ML(161)] Re: 内部メモリなら2倍速い Date: Wed, 2 Jun 1999 12:10:02 +0900 への返信 まろり さん こんにちは。 > > 今 H8S/2357 の仕様を読んでいます。外部バスにメモリを > > 出すと、基本ステートが2ステート、または3ステート > > と内部ROM、内部RAM のアクセス速度の2〜3倍になり > > 遅くなってしまうのを知りました。 > > 私もその辺のところが実際どれくらい早いのか気になるところです。 内部ROM、RAMだけ使うと、1ステート(1クロック周期)50 nS で メモリのワード、またはバイトがアクセスできます。(20MHz動作) 私のパソコン ペンちゃん90MHz, Bus Clock 60MHz , 70nS DRAM SIMM と比較すると、RAS CAS のアドレス周期分も 入るので、パソコンが 2〜3倍遅い...こんな感じだと思います。 CS0空間をROM領域とし、バーストROMを選ぶと、更に、プログラム フェッチが複数ワードと、文字通りバースト転送されるので、 加えて、2〜4倍程度速くなりそうです。 ...なのでH8の速度はアナドレナイが、あまり知られていないかも。 ここで、演算スピードとのパイプラン並列処理がつりあうかというと 今までのパソコンは、メモリが遅すぎて、演算が速すぎるため、 並列処理がつりあわず、どこかにメモリ読みだし待ちが発生している と考えられます。 ここで高速キャッシュメモリとCPUを接続するバスと、低速の DRAM バスを分離し、両者の記憶内容の矛盾がないように振舞う スヌーピング と呼ばれる動作をするブリッジLSIが使用されて いると思います。 この構成は、CPUの高速演算をフル稼働させるには、キャッシュ メモリのアクセスが多くなる(ヒット率が高い)ようにプログラム が動作すると速く走るのは明らかです。 ですが、今の主流パソコンOSや応用ソフトはメモリ容量が莫大に 大きく、キャッシュヒット率が低いだけでなく、メインメモリと ハードディスクの入出力も多くなってしまっていて、CPU 周波数 500MHz などど言われても、システム全体は、恐ろしく遅くて 重い。。。そう感じます。 ですので、OSを含め、今のパソコンの構成は、特にソフト面に もっと重要な高速化の考え方が望まれていると思います。 (もっとも大前提にシステムダウン(ハングアップ)は厳禁として) その試みとしての Be OS は高速OSとして、優れていると思います。 もっと知られていいように思います。 TRONも軽いOSのようなので、これもみんなで使いたい。 HOS-H8 という フリーのμTRON OS がWeb. にあったので、 今 試そうとはじめたところです。 > > SH-4 PCI 付の 340 MIPS には たまげました。 これは携帯小型高速コンピュータ向きですかね。汎用CPUとして も非常に速く使えそう。 > でもプレイステーションも。6600万ポリゴンだとぉー。 これは、東芝社かな? > > Linux based GNU Operating System > > Kernel/Linux 2.0.33, X-Window/XFREE86 3.1.2 > Linuxとはいいですね。 インターネットのWWWやメール、LAN環境では、TELNET FTP やコンパイラなどのサーバとして安定に実用になって います。 今のところプログラマ指向の人の開発の応用に最適に合っ ていると感じます。 遊びなら、ゲームマシンが良いと思います。 Windowsは、えくせる計算ソフトを走らせるのに重要に 思いますが、最近の重たいWWWブラウザとかは、私には 魅力のないものになりつつあると感じます。 長くなってしまった。 では また。