IMAIZUMI Osamuです。 何か地雷を踏んでしまったようですがf^_^; <-頭を掻いてる図です。(自慢の^ -^;)姪に教えてもらいました。 ブラシ付きの模型用モータをH8で回す話じゃなかったんですか? こういうときに俺はXXXなんだ、XX年の経験があるんだと言い出すのは無能の レッテルを貼られる一番、簡単な方法だとは分かっているのですが.. 今から四半世紀前に出始めのPowerMOS FETとびっくりするほどプアなマイコン でPWM制御を作っていました。モータは同僚が開発したもので巻き線構造が違い 駆動シークエンスまで試行錯誤でした。それから十年後、「部品が生産中止にな るので代替品を指定してください」と言われてまだ作っていたのかと驚いたもの です。もちろん、細部は随分変わっていましたが。結局、子孫も含めて類型、数 十万台、世界中で使われていたそうです。今、考えるとあんな未熟なものをと冷 や汗もの...^-^; 私も省エネ、大賛成ですよ。仕事でも特にそれを狙った訳でもない製品で省エ ネ大賞貰ったことあります。さらに、うちのHPでは商売では採算取れないレベル で省エネ設計しているのが分かるはずです。省エネの工夫は面白いですからね。 ただ、トータルでどうかということなんです。以前、太陽電池を作っている後 輩がこんなことを言っていました。「太陽電池はだんだん効率が落ちます。資源 的に言うと実は製造に要した分の元を取るのも難しいんです。分かりやすく言う と太陽電池の出力だけで太陽電池を作ると世代ごとに作れる面積が小さくなって 最後はなくなってしまうんです。だって元が取れるという試算は効率が半分にな るまで使う、きちんと清掃するという条件なんですから。実際には効率が半分に なる前に捨てられてしまうのでちっとも省エネにはなっていない。大規模ならと もかく家庭では絶対に無理です。そこへ行くと風力なんかはずーっとメンテナン スして使い続ければ出力は落ちませんから元は取り易いです」と。 大昔の話ですので念のため。太陽電池の出力だけで太陽電池を作ると一世代で 倍作れるようになれば爆発的に普及する、それが目標だとも語っていました。 もはや自分で図面を引くことは無くなって久しい(寂しい..)のですがその分 トータルに物を見られるようになって来たと思っています。 まぁ、こういう意見もあると思ってください。やり方は人の数だけ、いや、私 のように趣味ではなるべく同じ方法は使わないようにしている人も多いでしょう からもっとたくさん、あるはずです。 後は、実際に手を動かして物を作る人のセンスだと思います。何を持ってセン スが良いというかもまた熱くて面白い議論のネタだったりしますが。 macさんとこ、以前、住んでたとこの至近なんですよね。もっと前だったら遊 びに行っていろいろ面白い話も出来たのに。今度、うちの掲示板で忘年会やるの で来ませんか。何十年も物を作って売っているとWeb広しといえど滅多に無いよ うな話も結構、いろいろあるわけで楽しくお話できる/聞けると思います。あっ、 別にmacさんに限りません。 GPSと電子工作の掲示板(済みません、何年か前にH8の看板は下ろしました) http://hpcgi1.nifty.com/gigo/n2icatbbs.cgi /imaizumi >macです。 > >IMAIZUMI Osamu さん<imaizumi@xxxxxxxxx> wrote: > >> このくらいのことにすぐにPWMとか考える方が多いのにはちょっと驚きです。 > >高級オーディオまで、PWMになっているご時勢にちょっと驚きです。 > >四半世紀前なら、抵抗でがんがん電力食わせて、 >部品数を減らすのが常識的でしたが、 >省電力要求の高まっている現在では、 >PWMは上位の選択肢になっていると思います。 > >> モータから見るとPWMというのは無理やりこじって偏芯させる振動を加えるこ >> とになるので軸受けやブラシの損耗が激しくなります。メーカによってはカタロ >> グにPWM対応かどうか明記されています。信頼性が必要な場合はさらに駆動周波 >> 数範囲とデューティの下限を問い合わせるのが普通です。 > >PWMで、偏芯が起こることはありません。 >まあ、スイッチング周波数が1kHz以下〜キロヘルツ一桁の昔は、 >ほかに、いろいろ難しい問題がありましたが… > >> ロボットに使うような軸受け剛性の高いモータでも共振域と重ならないかとか >> それなりに神経を使うものです。 > >おもちゃのロボットなら兎も角、 >ブラシレスモータやACサーボモーターを使うのが常識じゃないですか? > >PWMと制御系の共振は別の問題。 >PWMでなく、たとえシリーズドロッパでも発生します。 > >> 余談ですがPCの冷却ファン制御が流行ですがPWM対応品を選ばないとある日、 >> ふっと止まっていてPCがお亡くなりになる可能性が高くなります。I社やF社はち >> ゃんと高価なPWM対応品を選択していてさすがでした。 > >これも普通ブラシレスです。 >冷却ファンは応答性をそれほど必要としないので、 >インダクタを直列に入れればよいのです。 > >まあ「ブランド志向」は結構ですが、 >三菱自動車のような大企業でも、欠陥を承知で製造し続け、 >「人殺し」をする時代なので、よいか悪いかは、 >ブランドではなく、自分で確かめるべきです。 > >> あと、CPUが吹っ飛んだらどうなるかも考えないと。 > >そのために回転検出センサーがあり、 >緊急停止する仕組みがついています。 > >また、3V電源は、Main systemとは別に、 >PIC, AVRなどのSub systemで処理する方法もあります。 > >> もうひとつ、注意が必要なのはモータは発電機でもあるということです。駆動 >> を切った瞬間、回転数に応じた逆起電力が発生するのでこれが他の電源回路に回 >> りこんで誤動作したり逆圧に弱い回路の故障の原因になったりします。抵抗であ >> ればこれもある程度保護してくれます。 > >クランプダイオードを、安易に電源につなぐからそうなるのです。 > >各モータのクランプダイオードカソードは、 >いったんまとめてコンデンサーにつなぎ、 >電源レギュレータの入り口に返してあげれば、 >回生電力となり、システム全体の所要電力を低下できます。 > >-- mac