[H8-ML(5197)] Re:AD変換IC orオペアンプ?
From: Shigeru Makino <mac@xxxxxxxxxxxxxx>
Date: 2004年12月16日(木)06時15分55秒
macです。

blue_snowjp@xxxxxxxxxxx wrote:

> > 但し一つ注意が有ります。センサーの出力インピーダンスです。
> > 多分インピーダンスは高いと思われますが、調べましたか?。

> 調べていません。

質問者、回答者とも調べてください。
このセンサーデバイスはバッファーが入っており、
さほどインピーダンスは高くありません。

不必要な高インピーダンスかは、
処理系をノイジーにします。

> アナログ回路を知ると、いろいろ楽になりそうですね!

ええ、楽しい「底なし沼」です。
RPG的に見ると大抵が「マルチエンディング」になってます。
それと、デジタル/アナログで括ってますが、
アナログは、括りにできるほど狭くありません。
切りかたにも拠りますが、アドホックに切って、
1.一般直流回路
2.直流微弱信号
3.低周波交流回路
4.高周波回路
5.無線回路
6.大電力回路
地球儀で見立てると、
それぞれ、「デジタル回路国」
と同程度もしくは、さらに広い面積がありそうです。

今回は、一般直流回路ですが、
今でこそ「Rail-to-Rail入出力OP Amp」が、一般化し
# 頭、更新済 (^^;
やさしい部類になりましtが、
以前は、ドリフトを抑えるのが難しく、
一般的に一度低周波交流信号に、
変換してから、増幅する手順を採った、
「難しい分野」でした。

> 
> 人力飛行機についてですが、ちょっと詳しく。
> 飛行機の挙動を確認するために
> 風速計、ペラ回転計を作っていました。データはEEPROMに格納するものです。
> 回路の製作は終わり、やっとプログラムの部分までいきました。
> EEPROMもうまく動いて、良い計測データのとれるものにしたいと思います。
> 
> 
> 
> 
> >macさん
> > http://line.to/mac/OpAmp/
…
> > OP Ampの教科書は、電源が±15V、信号が±5V程度を前提としていますが、デジアナ混在回路では、電源+5V単電源、入力は相変わらず±5V、出力は0〜5V。
> > これはかなり厄介な仕様です。初心者の皆さんは、こういった場合、電源を複数にするとか、とりあえずADCにぶち込んでデジタル信号にするとか、より難しい方法に持ち込んでしまいがちですが、迷わずRail-to-RailのOP Ampで電流入力になるよう考えましょう。
> 当たっています・・・

いえ、狙って当てました (^^)
何故、複数電源が良くないかも、
MLで推奨する方が、いらっしゃたので、
しっかり理由を書くべきでしたね。

まずは、経済的に無駄。
そんなことをしなくてもできるからです。

スイッチ投入時に時差が生じ、
互いにダメージを与えるリスクがあり、
さらに、想定する信号範囲を上回る信号入力があった場合、
デジタル部の電源を上回る信号が、
ADCや、ロジックICに印加されます。

保護回路がなければ、
ラッチアップしたり、
破壊したりしますし、
壊れなくてもアナログ部電源電流が、
浪費されます。

パソコンでは、3.3V, 5V, 12V等が、
多数混在していますが、諸般の事情で、
止むを得ずそうなってしまっているのです。

組み込み機では、アクチエーターや、
I/Oなどを除き、できるだけ単電源で、
稼動するほうが、良いソリューションになります。

-- mac

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