伝送方式と変調方式の区別も必要です. 伝送路に信号を出す方式にキャリアを使用するかどうかで ベース・バンド伝送とブロード・バンド伝送の区別があります. ディジタル信号をそのまま伝送路にのせるのが ベース・バンド伝送方式. たとえば RS-232C など. キャリアを用いるのがブロード・バンド伝送方式. ブロード・バンド伝送では DC を送れないので ディジタル信号を送るには変調が必要. On the article: <200101290437.NAA09890@xxxxxxxxxxxxxxxxx>, Mon Jan 29 13:38:04 舘野雄治 wrote: >> いえいえ送れますよ(でなければ、トンツーの立場って一体 (^_^) > >無線ではDC送っても受信した信号のDC成分が信用できないから >「送れない」って意味だったんですけど、う〜ん。 無線という伝送路の帯域制限から DC は送れないのです. 無線はキャリアが必要なので必然的にブロード・バンド伝送です. >> DC を含めて信号を無線などのメディアで送れるようにするプロセスが >>「変調」です。 >> クロック同期や、誤り検出(訂正)を行なうためのプロセスが「符号化」です。 >> 例外はもちろんあります(両方兼ねるものとか)。が、基本的にはそういう >> 区別を頭のなかでしておいた方がわかりやすいですよ。 > >NRZの性質上どっちでもいいような気がしますが、 >この場合はDCを取り除くことが問題なのでおっしゃるように >「変調」なのでしょう。 NRZ は伝送(路)符号形式の名称であり, 変調方式のことではありません. DC 成分を含まない伝送(路)符号形式としては AMI, dipulse, dicode などがありますが, そもそも伝送(路)符号形式とは「ベース・バンド伝送」における符号化 (どのような波形をディジタル信号に対応させるか)のことであり 無線のようなブロード・バンド伝送で用いる用語ではありません. -- funaki