> tr1482s> ・外部ROM8BIT バスの設定では、最も遅くなる選択肢と > tr1482s> なり、内部ROMアクセス(内部16BITバス)の4〜6倍 > tr1482s> 以上遅くなる。 > > あくまでもメモリの転送のみの話なので実行速度がそのまま4とか6倍掛かる > 訳では有りません。 勿論、メモリアクセス速度について言及しており、実行速度まで言及できて いません。私は確認できていないのですが、もし本当にH8にメモリフェッチ やインストラクション・デコードがパイプライン処理されないという情報が 正しいならば、それらのステートも実行時間の算出には必要です。 (私に関しては、H8にメモリフェッチやインストラクション・デコードが パイプライン処理されないという情報の正しさを確認できていません。) 一方、多くの応用で、実行される命令の約90%はMove命令で、memory <-> Reg. の転送実行がCPU実行命令の大部分を占める傾向が知られています。 このため、実用的に処理時間の計算は、アセンブラ実行命令のステート数 だけ加算するだけの精度で済む場合もあります。 > また見落としがちですが別領域間で連続したメモリアクセス時にもwaitがデ > フォルトで沢山入ります。 これはマニュアルに明記されているので設計者が見落とすことはないかもしれ ません。 > 自分の環境で色々試してみるのが理解への一番の近道と思いますが。 メカトロニクス制御の経験でお書きします。 経験的には、大きな動きをするメカトロニクスの応用では、それほど高速な CPUは必要とはされず、H8あるいは8085でも十分余裕がある応用があり、実行 時間の計算もかなりラフで良いと認識しています。 それよりもメカトロニクスの難しさは、CPUを使いこなすことよりも、メカ自身が 物理の運動方程式を駆使して計算し、それをプログラムで実現しても、実際には 現物あわせの調整作業が必要になる場合があるという難易度のほうが高いと認識 しています。 tr1482s