はじめまして、丸猫さん。小島@和歌山大学です。 > 現在、Aki-H8(3048)とAnalogDevice社のADXL202E(秋月に売っている小さいやつで > す)を利用して傾きを測ろうとしています。 > ADXLのデータシートを落としていろいろ調べてデューティ・サイクルで角度が分かる > ということは分かりました。 > どういった方法で、デューティを計測したら良いのか私にはよく分かりませんでし 他に何の用途もないならばmainルーチンで監視しても良いですが、そういう 悠長なことも言っていられないならばインプットキャプチャ機能を使うのが 最もオーソドックスな方法かと思います。 私がよく使うのは、両エッジで割り込み発生が起こるようにしておき、立ち 上がりエッジでカウンタをゼロもしくはその値を記憶。立ち下がりエッジで その値を角度計算用の変数に代入します。 16MHzでH8を動かし、センサ出力を1KHzで動かしているならば、φ1/8の分周 で使えばだいたい2600くらいを中心とした値で出てきますので、これに係数 を掛ければ角度となります。 ただし、ADXL202「E」の方はまだ使ったことがないのですが、これの大きい 方のADXL202は仕様ではかなりリニアに出力が出ることになっていますが、現 実にはかなりばらつきがあります。ちゃんとした角度を得ようと思えば、1 個1個ちゃんとキャリブレーションし、出力値−角度のテーブルを使わないと ダメだと思います。ためしに、平らな台の上に置いてX軸、Y軸を同時に測定 し、その値を見ればいかに個体差があるか分かります。本来ならばどちらも同 じ数値が出るはずですが、私は見たことがありません。 また、私の設計した回路の電源周りが悪いのかも知れませんが、H8の5Vか ら電源を共有した場合(104セラコン1つ挟んでいます)、出力波形はオシロ で見ても分かるくらい震えています。これを2600±500くらいの精度で取り込 んだ場合、当然ですがかなり値がばらつきます。 平滑化処理を掛けるなり、ちゃんとしたフィルタ処理を施すなりしなければ あまり良いデータとは言えません。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- 小島 央 (Hiroshi Kojima)@和歌山大学大学院システム工学研究科 ∩∩ ・E-mail 1: s012019@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx "∪" ・E-mail 2: funfly@xxxxxxxxxxxx http://www.kisweb.ne.jp/personal/funfly/index.html -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-