> 1)100回(メーカー保証回数)を超えても書き込みは出来る 書き込みは可能です。食べ物の賞味期限のようなものです。 > 2)でも、書き込んだデータが消える時間が短くなる。 消える時間が短くなることは否定しませんが、それでも10年以上は保持されると思います。 ちゃんとしたライターは内部のフラッシュセルには0,1のしきい値からさらに余裕を十分見越した 追加書き込みを行いますので書き込み終了後、データがおかしくなることは通常の使用では考えられません。 CPUの全ての動作温度範囲(−20〜+75℃など)、信頼性等を考慮して十分余裕を持たせた保証回数は 100回ということだと思います。 > 3)上記1,2より、書き込み回数が少なくても、書き込んだデータ > (私の場合はプログラム)はいつかは消える。(!) データの保存年数ってデータブックに書いてある場合もあるんですが、日立のには書いていないようです。 まぁ少なくとも20年くらいじゃないでしょうか? 寿命まで使ったことがないので判りません。 CDの寿命は10年とかいいますね。CD−Rはもっと短いかな? > 4)また、書き込み時には、エラーにならない(!) フラッシュセルが寿命になってしまった場合は消去ができなくなるので、それはライターソフトウェアで検出できます。 また、ライターでも書き込みができないセルを検出できます。 フラッシュの書き込み・消去については十分信頼性を考慮した方式をとっていますので、書き込みの心配をするより、 自分のプログラム中身の心配をしたほうがいいと思います。 > 素人考えですが、組み込みシステム等を作成していて、ICEの使えない環境です > と、結局、ROMを頻繁に書き換える事になってしまいます。 > その結果、ソフトが完成しても、それが短期間で消えてしまうのでは、基本的に > デバッグ用とリリース用に別の基板を用意しろ。と言う事なのでしょうか? 普通はテストとリリースとでは必然的に別ボードになると思います。たいした価格じゃないですし… > 私はてっきり、「保証回数を超えたら、そのうち焼けなくなるよ」と言う事だと > 解釈していました。結構回数書き換えて「書き込めたからOK」と思っている昔の > システムが有るんですが、「書き込んだデータが消える」と言う事は、「いつ止 > まるかわからない」という事ですよね? > やば〜っ(~_~;) 実際、試作は数100回の書き換えをすることもあるかもしれませんが、量産になってしまうと平均書き換え 回数って限りなく1に近くなってしまうということを見たことがあります。量産したものを書き換えるのって 1,2回あるかないかくらいなのかなぁと思います。それを考えると、100回は十分すぎる書き換え回数だ と思っています。でも、PICは保証1000回ですからねぇ。 それでも、H8は凄くいい石だと思います。 -- 落合 正弘 Masahiro OCHIAI http://strawberry-linux.com/