SRAMのバックアップ回路の考え方は、非常に乱暴な考え方で 恐縮ですが、 1)リセット用IC(ミツミまたはマキシム社など)などの電圧検出用 ICを利用して、SRAMの規定電圧以下になった場合はSRAMの CE端子をディスイネーブルする。 簡易的にはCPUのリセットICからの信号を利用しても良いが、 安全を考えるとCPUのリセット電圧より少し高めに設定するの が望ましい。 2)バックアップ回路の考え方は、下図のように、 電源(3端子出力)−−−−−−ダイオード−−−電池 | −−−SRAM 電源からバックアップ電池に電流が流れ込まないようにダイオード を挿入してやるだけです。バックアップ電流はμAオーダーですから 信号用のダイオードでも十分です。 尚、バックアップ電池は電源電圧が低下すれば直ぐにSRAM に流れ込むので問題ありませんが、CPUはどの時点でリセットされ るのかは自分で判断できませんから、最悪SRAMへの書き込み 途中でリセットされる可能性も含まれます。従って、SRAMの内容は ソフト的な手段によって冗長性を持たせておく必要が生じます。 > ②どの程度の電池でどの程度の期間保てるのでしょうか? > (ファミコンのドラクエⅢくらい保てるでしょうか…(笑)) 使用環境にもよりますが、大きな容量のリチウムを使えば、計算値 以上の年月は持つと思われます。私の経験ではSRAMを10年以上 バックアップできた経験があります。 鈴木