[H8-ML(3759)] Re: アプローチの仕方(基板とデバイスと)
From: Shigeru Makino <mac@xxxxxxxxxxxxxx>
Date: 2003年08月22日(金)12時04分40秒
macです。

わさびぃ 下諏訪町 さん<wattavy@xxxxxxxxxxx> wrote:

> 1.デバイスから基板を自作するほうが、ためになる。

確かにためにはなるが、
初期費用がかなりかかる上、
うまく動かないとき、ハードに問題があるのか、
ソフトに問題があるのか切り分けが、
できる程度の実力がないと、
永遠に動かなかったりする。

また、そのボードの信頼性、
耐ノイズ性、不要輻射等、
出来て動いてからでないと、
検討不能な要素があり、
場合により作り直さないと、
解決困難なリスクがある。

> 2.手軽さを優先して、半完成基板を買うと、反対に
>   却って手間がかかる。

少なくとも動くことは保証されている。
カタログに載っている性能が本当に出るか、
載っていない項目で問題を生じる可能性は残る。
メーカーがモデルチェンジしてしまい、
製造中に基板を調達不能になるリスクがある。

半完成品に付加回路をつける手間は、
多くの場合、完全自作基板が動作するように、
する手間よりも少ない場合がある。

完全自作基板より高価になる場合が多い。
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ためになるかとか、手間がかかるかといった問題より、
初期費用を合わせた、開発工賃を、
製品を売ることにより、
回収できるかどうかが問題で、
その装置を何台作るのか、販売利益はどれぐらいなのか、
といった、経済的問題ですね。

-- mac


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