みついわです。 > > また、USBは232Cのようなシンプルな構造ではなく、多層のプロトコルの上に > > 構築された構造をもっていますので、そのすべてをコーディングするのは結構 > > 大変な作業になります。 私もUSB端末にアクセス可能なUSBホストに手を出すまでは、大変、または無理? と思っていました。 ただし、実際に取り組んでみたら、そんなに大変でもなかったです。 まず、USBに限らず必要なのは情報ですが、無いようで案外と充分だったりします。 一般の常識では、「USBターゲットは簡単」「USBホストは難しい」ということですが、 私が実際に開発してみた感想ですが、「USBホストのほうがUSBターゲット(AKI-USBなど) より簡単!」でした。 大きな点では、まず1つが、パソコンと通信するわけでないので、最も厄介な Windowsのデバイス周りを全く意識しなくてもいいわけです。Windowsの 汚らしい構造と格闘する必要がないだけ負担が激減します。 もう1つは、自分(H8マイコン)がホストとなり主導権を握ることができる ため、USB初期化時の繁雑なネゴシエーションをほとんど省略できます。 USBアドレス設定とUSBクラスコードくらいを取得だけをして あとは手抜きをすることも可能です。 これがUSBターゲットだったら、Windowsからの要求を全て完璧に応答しなければ いけないので、手抜きができないのでむしろ大変です。 また、USBは多重構造といってもUSB標準クラスコード(ストレージやマウスや キーボード)は定型化されていて、www.usb.org の文書が完備されています。 ただし、ベンダ独自クラスの場合は、大変かもしれません。 ですから、USBホストとはいっても標準かベンダ独自かでかなり難易度が 違ってきます。 > 仮に、AKIボード⇔USB端末間に、自作の変換ボードを作成するにも大変そうで > すね(←無理?)。 AKI-USBキットでは絶対にUSB端末は無理です。 しかし、秋月電子でUSBホストチップSL811HSTが販売されていますので 単体のAKIボードにSL811HSTを増設すれば可能となります。