[H8-ML(4298)] RE: [H8-ML(4297)] Message for h8(横から質問)
From: "masanobu suzuki" <signas@xxxxxxxxxxxxxxx>
Date: 2004年01月16日(金)13時19分54秒
> 電圧をADで読み取りたいのですが、オペアンプ周りの回路がわかりません。
> 昔、一度試してみたのですが、例えば2.5Vを中心に+−2V程度で
> 振れるようにオペアンプで増幅するにはどうするかということと、
> ノイズが多いので積分回路を通すなりしなくてはいけないのだろうとは
> 思ったのですが、その具体的な値をどうすればいいのかなど、よくわからず
> 適当な値で、回路を作ったのですがうまくいきませんでいた。
> 何か参考になる回路をご教授願えないでしょうか?

恐らく回路の電源としてはバッテリなどの単電源かと思われますので、
その場合は、レールtoレール型の単電源オペアンプを使われる方が
得策でしょう。(例えばOP296など)

一番簡単なバッファ回路は、反転増幅回路であれば、
1)三端子などで安定した5Vを用意する。
2)OPアンプの(+)端子に、100kΩくらいの抵抗2ケで電源電圧5Vを1/2に
 分圧した電圧を加える。
3)センサ出力とOPアンプの(-)端子間に、例えば10kΩを直列に入れます。
 これをRsとします。
4)反転増幅ですから、OPアンプの帰還抵抗Rfを(-)端子と出力端子間に
 並列に入れます。増幅度はRf/Rsになりますが、Rfの一部をトリマ抵抗
 にして おけば調整も可能になります。
5)尚、バッファに積分要素(ローパスフィルタ)を持たせるため、Rfの両端
 に周波数特性の良いコンデンサを付加した方が良いでしょう。
 さらに、OPアンプの(+)端子とGND間にも0.01μF程度の積セラをいれ
 ておけば基準電圧へのノイズ対策にもなります。

言葉で説明すると大袈裟ですが、ポイントはOPアンプの(+)端子の基準
電圧を電源電圧の1/2にすれば、その電圧を中心に±動作すると言うだ
けです。交流増幅などのオーディオ回路で良く使われる方法です。
一般の両電源のOPアンプでも単電源で使えるものもありますが、振幅
を大きくすると、電圧がサチレーションしてクリップします。
(振幅が小さければ使えます)
勿論、非反転増幅回路でもOKですが、この辺は好みの問題ですね。

鈴木(正)
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