macです。 > その開発会社に、「C言語で開発すれば、開発期間も短縮でき、メンテナンスも楽な > のでは?」と投げかけたところ、 > 「確かに、初心者を含め、開発に取り掛かりやすいのは事実だ。C言語でやれないこ > ともないが、それはそれで問題がある。 確かに問題があります。(後述) > プロの目から見てC言語は高級言語と言われ > ているが、ある意味でまだまだ低級言語だと思う。恐らくCPUもワンランク上の仕 > 様のものを使わなければならないだろう。100%アセンブラを使って開発するのは最 > 初は大変だが、それはそれで良さもある。」 「ある意味でまだまだ低級言語のC」を使わず、 もっとも低級言語のアセンブラを使うとのでは、 コストの壁はともかく論理的に破綻していますね。 Javaが実装されてたらどうでしょう。 多分同じような答えでしょう。 「問題がある」のは、そういうところではなく、 Cの汎用性の高さから、提出した資料、プログラムを、 他社に振って、あるいはクライアント自身が、 別の装置に流用することを恐れているのだと思います。 しっかりモジュール化され、 理解しやすく、保守しやすい、よくできたプログラムほど、 つまみ食いされやすい運命にあります。 組み込み機の場合CD-R, DVD±Rなどの、 電子的なソースを明渡せば、 特別の事情がない限り、 著作権を守ってもらえそうもない。 「ペーパーリストだけ」と譲歩しても、 OCRの進化は凄いもので実際やってみてショックでした。 これは、新入社員に対する教育も、 関連していて、組込み用のCを、 そこそこ上手に使えるようになると、 使える奴から順にいなくなっちゃうんですよね。 そうならないように、働きやすい環境と、 見合った収入を与えるのが、 経営陣、管理職の務めではあるのですが、 プログラマーの「寿命」は短い。 多くは40ぐらいで現場から離れちゃうでしょう? だから、適当に自然淘汰され管理職の定員が、 あふれない程度に転職してもらうのは、 実はありがたがっている面もある。 まあ、こんな低級な対処で現状を維持していれば、 ブラウン管、LCD、IC同様に、組み込みソフト市場も、 東南アジアに流れていって、伽藍堂の貧困国になるのは、 そう先のことではないでしょう。 -- mac