このくらいのことにすぐにPWMとか考える方が多いのにはちょっと驚きです。 モータから見るとPWMというのは無理やりこじって偏芯させる振動を加えるこ とになるので軸受けやブラシの損耗が激しくなります。メーカによってはカタロ グにPWM対応かどうか明記されています。信頼性が必要な場合はさらに駆動周波 数範囲とデューティの下限を問い合わせるのが普通です。 ロボットに使うような軸受け剛性の高いモータでも共振域と重ならないかとか それなりに神経を使うものです。 周波数概念から逃れられないスイッチングレギュレータをモータに使うのも私 はヤです。そもそも小容量のものはインダクタンス負荷を考慮していない筈です し。 余談ですがPCの冷却ファン制御が流行ですがPWM対応品を選ばないとある日、 ふっと止まっていてPCがお亡くなりになる可能性が高くなります。I社やF社はち ゃんと高価なPWM対応品を選択していてさすがでした。 あと、CPUが吹っ飛んだらどうなるかも考えないと。 吹っ飛ばないまでもデバッグ中にブレークポイントで止まる度にモータが減磁 したり、焼けたり、或いは可動部がいきなりブンと唸りを上げて遠心力で引きち ぎれた部品が自分めがけて飛んでくるというのでは能率が悪すぎます。必ず駆動 offで止まるようにブレークポイントを工夫しておくと言うのは言うのは簡単で すが守るのが難しい類のことですから。 実は若かりし頃、一通りやってたりします。四半世紀前だ..何もかもみな、懐 かしい^-^; もうひとつ、注意が必要なのはモータは発電機でもあるということです。駆動 を切った瞬間、回転数に応じた逆起電力が発生するのでこれが他の電源回路に回 りこんで誤動作したり逆圧に弱い回路の故障の原因になったりします。抵抗であ ればこれもある程度保護してくれます。 パワーサーミスタ(ポリスイッチ)はその用途どおり電流制限に使います。これ だとサーミスタが温まるまでのほんの数秒は大電流が流せるので固定抵抗だけで 組むより起動が早いというメリットがあります。アマチュア的な面白さはあると 思いますがある意味、邪道なので勉強してまで使いこなす価値は無いと思ってく ださい。 /imaizumi >新居と申します。 > >まつぞの さんは書きました: >>1.5 V の単三電池を6本使い、CPUボードには 9V供給(ボード上に 5V の >>3端子レギュレータあり)、モータには 1.5V(for 130,140) or 3.0(for 260,280) >>を供給する。 >> >>非常に単純。モータ用の2本の電池だけ減りが早かったり、電源にノイズが >>のったりしそうですが、構造は極めてシンプルですよね〜。うーん。。。 > >このくらいの制御でよいのでしたら、モーターを一定のデューティー比 >で駆動したら如何でしょうか。 >つまり、周期300Hzぐらい(ここは実験が必要)でON:OFF=1:2ぐらいで >駆動すればモーターに掛かる電圧は等価的に3V程度になると思いますよ。 >マイコンの余ったタイマーなどを使って実験してみたらいかがでしょうか。 > >回路としては3A以上流せるN-ch FETを使い、電源9Vとの間にモータを >つなぎます。またモーターには並列に1A程度のダイオードを入れます。 >向きは電源9Vをカソードにしてください。 >また、ゲートには100Ω経由でマイコンのIOにつないだらいかがでしょう。 >ノイズに関しては電源間に1000uF程度をつけておいたほうが良いでしょう。 > >以上ですがご参考になりましたら幸いです。 > >---- >にいひであき hnii@xxxxxxxxxxxxxxxx