[H8-ML(5216)] Re: 【制御に良いシステムとは・・・?】ご意見ください。
From: Shigeru Makino <mac@xxxxxxx>
Date: 2004年12月20日(月)07時20分50秒
macです。

わさびぃ さん wrote:

> > どういう理由で内製基板が嫌いなのでしょう。
> >ただ嫌いじゃ論外なので、
> >何で嫌いなのか理由を言ってもらえませんかねえ。
....
(途中全部略)
....
> ほとんど感情論としかいいようがないので、私は、まとめて
> 「嫌い」
> と表現して理解しています。

なるほど。
要は、うまくできないから嫌いなんですね。

> 私個人は、ICE+uITRON+基板在庫の山+HEWコンパイラ
> 加えて、オシロ、ファンクションジェネ、と
> 一通り、重装備で孤軍奮闘中です。

あっ!あの〜…
蟻潰すのに、大砲構えているようじゃ、
私も怖くで、尻込みして、
内作PCBは任せないかも…

> 今回は、恐らくTCP/IP基板を組み込み、ネットワークで
> 通信する手段をとる予定でいます。

寺脇さんがおっしゃったように、
NIC内蔵PLC直結が良いかも知れません。

他に、内作ボードを使わないで、
「組込」をやるのなら、
http://www.advantech.co.jp/
のSBC (Single Board Computer)
をお勧めします。

いささか内容が古いのですが、
http://line.to/biscuit/index.shtml
の手法は、最新のSBCに置き換えても同じです。
つまり10年以上、互換ボードを作りつづけています。

104 BusにDigital I/F, Relay I/Fを乗せれば、
HostとTCP/IPで通信しながら、I/Oを操作する、
組込サブシステムを内作PCBなしに、
実現できますし、供給継続性は十分な実績があります。

Digital I/F, Relay I/Fの
Linux Device Driverがないというのも、
さして問題になりません。

104BusはISA互換でPort Addressが確定しているので、
Linuxなら、
http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/IO-Port-Programming/using.html
で、簡単に制御できるからです。

NetbootによるLinux組込システムは、
プログラミング/Debugの容易さ、
I/Oの拡張性とその柔軟性など、
その他の「組込」とは一線を画します。

Hostマシンで直接Programingしているのと、
全く同様に、Hostマシンでプログラムを書き、
コンパイルして、HostのDisk上のNetboot用領域に、
単にコピーして、SubsystemをResetし、
立ち上がったら、HostからSubsystemに、
telnetでLoginして、gdbでデバッグ、
バグを発見したら、この繰り返し…

Resetから立ち上がり完了まで、
30秒足らずで、ROM焼いたり、
RS232Cで転送しいているのより、
全然手間なしなのです。

この方法で、そつなくくみ上げ、
組込システムの味をしめると、
容易に足を洗えなくなります。

そうなれば、104Busの片隅に、
自作PICボードが載っていても、
気にもとめなくなり、
H8 CPUが顔を出しても…
こっちの世界へ滑り込むのは、
時間の問題でしょう (^^;

hisa さん<ahhisa@xxxxxxxxxxxxxxxx> wrote:

>  入院ということで、しばらく登場はないと思っていましたが、こんなに早く復
> 帰して大丈夫なのですか。
> 
> 仕事と趣味が同じで精神的に疲労が重なることは、ここにこられる方には他人事
> でもない話でしょうね。
> ウツは精神的疲労から来るものなら、もう少し思い切って休まれたほうが、と
> 思ってしまいます。

ご心配ありがとうございます。
なんと間もなく組込世界から卒業予定になってしまいました。
…と言いつつ、また戻ってきたりするのですが(謎)

-- mac

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