[H8-ML(2884)] Re:ラジコンのサーボについて
From: "Masanobu Suzuki" <signas@xxxxxxxxxxxxxxx>
Date: 2003年03月01日(土)19時03分47秒
● 野中さん

> 立ち上がり特性と周波数特性のグラフぐらいを計測して、
> あとは、試行錯誤ですね。
> なんか上手い方法はないですかね。

フタバのサーボは定格電圧が4.8Vのニカドバッテリを使いま
すが、ニカド満充電では約7V程度の初期電圧になります。
また、フタバの受信機は6Vのニカドバッテリを使っても良い
ようで(*)、その場合の初期電圧は約9Vまで上昇します。
私の場合、実際6Vニカドバッテリで長期間使用していますが
特に問題を起こしていません。
従って、サーボに与える電源電圧は6V程度に上げても問題な
いと思われます。これで多少はトルクの改善ができるのではな
いかと思います。

(*)一応メーカには確認しています。

> でも、問題は補正するプログラムなんですよね。
> ただ、単に誤差の分だけPWM幅を変えればいいとうものでは
> ないですからね。今どちらの方向に動いているのか、誤差は
> 広がっているのか狭まっているのかを考慮しなくてはいけません
> からね。

AD変換器はCPU内臓の10bitでしょうか?
しかし、3.222/degの変化ではかなり厳しいですね。10bitの分解能
といっても通常は最下位bitは切り捨てますし、H8のA/D変換は電
源ノイズ等を考慮すると実質8bitの分解能と(私は)考えています。

改善方法としてはポテンシオの可動範囲をもっと広くするか、高分
解能エンコーダを使用できれば良いのですが、オーディオの電子
ボリュームなどに使われる小型のエンコーダは4てい倍しても400
パルス/rev程度が最大なのでいまひとつですね。
(内臓カウンタの数の問題もありますし・・・)

この意味では、ラジコンサーボはたった1ケのポテンシオで位置決
めと内部速度フィードバックを行っていますから、結構すごいと思い
ます。ポテンシオは位置決めにはアブソリュートセンサとして非常に
便利ですが、微小な速度を検出しようとすると非常に難しいです。

ディジタルサーボは、位置決めをポテンシオで、モータの速度検出
は、ブラシノイズを巧妙にセンシングしてPLL制御しているような気
がしています。(内部情報が公開されていないので推測です)

今のところ思いつくのはこんなレベルです。すいません。

鈴木(正)

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