[H8-ML(3210)] Re: ITUクロック源でトラブってます
From: Shigeru Makino <mac@xxxxxxxxxxxxxx>
Date: 2003年05月22日(木)23時22分30秒
macです。

Norio Joichi <N.Joichi@xxxxxxxxxxxx> wrote: 
> CPUのCLK tr・tf<10〜20nsの制限があります。
> Trでプルアップ処理だと速度がかなり遅く、
> CLK波形がなまっていると思いますよ。(立上り時間1μs程度?)

これは正解なのですが、「なまった波形」をカウンタに入力すると、
どうなるかご存知でしょうか?

答えは、「貫通電流による消費電力の増加と、
スレッショルド付近で、ノイズに非常に敏感になり、
ミスカウントを生じることがある」です。

今回の現象を説明するには、ちょっと無理があります。

ゆうさんに、お伺いしたいのですが、

1. 外部クロックの周波数の範囲。

2. 外部クロック源と、CPUボードの接続ケーブルの長さ、
および線材の種類(たとえば、フラットケーブルとか、
単線で繋いでるとか、同軸ケーブルとか)

3. 外部クロック源は、CPUと同じ電源を供給しているのか、
あるいは別電源なのか?

4. 外部クロックの出力deviceはどのようなものか?
(たとえば、LS TTLの出力とか、RS422 Driverとか)

余談ですが、生のトランジスターと、CMOS, LS-TTLなどの、
MSI入力と、どっちが丈夫だと思いますか?

静電破壊(ESD)試験をやったことがある方なら、
即座に答えられるはずですが、
大抵の場合、トランジスタが先に破壊されます。

「入力保護」のために、外部信号をトランジスタ受けするのは、
かえって、ESD耐量を低くし、波形をなまらせ、
基板スペースと電力を浪費し、コストを上げるだけです。

基本的には、CPUとクロック源は絶縁した別電源とし、
CPU側では、パルストランス、または、フォトカップラなど、
絶縁可能な入力デバイスで受ける、です。

他の皆さんが仰っている、フェライトコアによる、
コモンモードノイズリジェクションも、
基本的に、別電源であることを前提としており、
同じ電源で、CPUとクロック源のグランドラインが、
ガッチリ接続されている場合、ほとんど効果は望めません。

-- mac

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