[H8-ML(3714)] Re: マルチポイント通信の手法
From: FUJIHARA Keiichi <keiichi@xxxxxxxxxxxxx>
Date: 2003年08月16日(土)10時14分06秒
藤原です

This message is reply to わさびぃ 下諏訪町 - san
(Subject was : [H8-ML(3713)] マルチポイント通信の手法)

Message-ID: <20030815071446.16200.qmail@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
in Fri, 15 Aug 2003 16:14:46 +0900 (JST) ...

> すでに太古の昔になってしまいましたが、RS-232をはじめて使
> えるようになって(おかげさまです)今度は、石を変えて、RS485
> の通信もできるようになりました。OMRONの温度調節器を相手
> にこちらから送受信していましたが、PCからのそれでは、仕事
> にならないため、H8をホストに、温調器を制御し、かつデバッ
> グ目的にPCにも逐次データを送信したいと思います。
> 
> 二台のスレーブをもつホストになることになります。

 相手が2台なら、シリアルポートを2チャンネル持っている
タイプのものを使うという手もあると思います。個別につなげば
それぞれはシングルエンドですから。

 RS485 のマルチドロップを使うのでしたら、通信の経路として
上り側(周辺機器→ホスト)と下り側(ホスト→周辺機器)の
それぞれを独立させて4本の信号線(平衡通信の2本×2チャンネル)
を使う方が、信号線2本で上り側と下り側を切り替えるより楽だと
思います。

 問題の温調器は、RS485 のマルチドロップに対応しているタイプ
でしょうか? だとすると、データの中に器機のアドレスを指定する
フィールドがあるはずなので、それを含めて、パソコン側に送るデータ
の形を合わせる必要があります。
 ホストから見れば、温調器が2台つながっている形のデータ形式
になります。

 シリアルポートを2チャンネル使えば、おのおの勝手な形式で
データを送れますが、マルチドロップの場合、データの自由度の少
ない器機のデータ形式に合わせる必要があります。
(でないと、パソコン側に送るデータが、たまたま、温調器のデータ
として解釈できる場合に、誤動作するから)

 マルチドロップでは、通信形態は基本的に半2重になります。
この場合、周辺機器側は、上りデータを送るときだけ、データ回線を
アクティブにするという制御が必要になります。
 このために、RS485 の石にはかならず、バスを有効にするか、ハイ
インピーダンスにするかの制御信号があります。

 と、気づいたのはこのくらいですね。
 ただ……既にご存じの項目が多いとは思います。


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