[H8-ML(3715)] Re: マルチポイント通信の手法
From: Shigeru Makino <mac@xxxxxxxxxxxxxx>
Date: 2003年08月16日(土)13時21分43秒
macです。

わさびぃ さん:

> OMRONの温度調節器を相手
> にこちらから送受信していましたが、PCからのそれでは、仕事
> にならないため、H8をホストに、温調器を制御し、かつデバッ
> グ目的にPCにも逐次データを送信したいと思います。

藤原さんもおっしゃってますが、
もはや、「RS485 のマルチドロップ」で、
独自のプロトコルを作って、
苦労する時代ではないですね。

# かくいう私も、以前は、まさに、
# その方法を使っていましたが...

AKI-H8/3069 LANボード
http://akizukidenshi.com/catalog/items2.php?x=47&y=7&q=K-168
を買ってきて、
調節器とはシリアルポート、
PCとはTCP/IPで通信させれば、
何台繋いだって悩むことはないと思います。
2台目からは、6,500円のK-209で十分だし...
http://akizukidenshi.com/catalog/items2.php?x=76&y=11&q=K-209

内蔵10bit ADじゃちょっと不足ですが、
仕様が許すなら、Pt100測温抵抗体のアナログ回路をつけて、
温度計自体を作ってしまい、
OMRONの温度調節器を使わない手もあります。
12bit ADを外付けして、デジタルリニアライズすれば、
同等かそれ以上の性能になるでしょう。

いまは、GPL2になったH8/OS
http://www.linet.gr.jp/~mituiwa/h8/index-j.html
でも良いし、

eCos/RedBoot
http://sourceforge.jp/projects/ecos-h8/
でも良いですね。

なんか以前、このボードにROMエミュレータ繋いで云々と、
悩んでいた方がいらしたような気がしますが、
実際、ぜーんぜん、問題ありません。
# 皆から、いろいろアドバイスをもらったんだから、
# 結末ぐらい報告してほしいな。

H8/OSの方は、キットのCD-ROMに収録されていて、
Installすれば、簡単だし。
# バージョンが古いので
# DLしてVersion upしたほうが良いですが。

後者は、環境設定に多少手間がかかるけど、
LAN経由で開発中のファームウエアをダウンロードできる上、
Tera Termなどで、TCP/9000に接続すれば、
シリアルポートを使わずに操作できます。

どちらを使うとしても、PCに繋いで使うアプリケーションなら、
Debugが終了したら、OSの一部にマージしてしまい、
Resetしたら、HTTP / TFTP / FTPの、
いずれかのプロトコルでHostからDownloadし、
人がコマンドを入れなくても、
所要のコマンドが実行されるようにすればよいわけです。
ROMに焼くより、バージョンアップが簡単だし、
ほかにもいろいろ応用が利きますからね。

ただし、この方法はそれぞれGPL2,
http://www.gnu.org/licenses/licenses.html
RED HAT ECOS PUBLIC LICENSE
http://www.jp.redhat.com/embedded/eCos/ecos_license.html
を遵守する必要があります。

これをよける方法が、結構最近のトピックになってますが、
私は、他人が苦労して作ったフリーソフトを、
商売に使わせていただいているんなら、
素直に各ライセンスに従って公開してほしいと思いますね。

-- mac

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