macです。 まつぞの さん <k-zono@xxxxxxxxxxxxxxxx> wrote: > [Q] 電源を別のコネクタにするのはなぜでしょうか? > [思いつく理由] > (a) ノイズ > 電源はノイズがのりやすいので、信号とは離しておいたほうがよい。 AC100Vを供給して基板上に、 スイッチング電源を載せるのでない場合は、 通常の信号線の方が、ノイズは大きいですね。 > (b) 電流 > 電源(Vcc,GND)はインピーダンスを下げるために十分に太い線を使うべき これはその通りです。 ほかの理由は、信号線の行き先と、 電源線の行き先が違うためです。 リボンケーブルを引き裂いて、 片方は別の基板、もう片方は電源へ、 となるのは、工数もさることながら、 リボンケーブルによっては、 引き裂けない(ようにメーカーが規定している) ものもあり、好ましくありません。 接続先の基板から電源をもらう場合、 行き先は同じですが、電源が子基板の、 電源コネクタ、CPU行きのコネクタと、 二つのコネクタを通過するし、 あまり良くない状況になります。 子基板を繋がないと、Debugできない、 と言うのも結構障害になりますね。 でも、子基板にスイッチングレギュレーターがあり、 他のアナログ回路とか、入出力回路が載っていて、 子基板がないと動かない。 しかもケーブルじゃなくって、 子基板とはコネクタ同士で、直接結合しているような場合、 MILコネクタの2個ずつを、+Vcc, GNDに割り当て、 電源もいっしょにするのは、よく使う手段です。 この場合の使い方なんですが、 頭の1,2 pinを+Vcc、 一番最後のpinにGNDを割り当てているのを、 見かけるのですが、これはNGです。 VccとGNDは、隣接させてください。 また、この二つを直接電源層、 GND層に接続している例も、 しばしば見つけるし、私も過去やってましたが、 ○――+―+――電源層 | | C1= =C2 | | ○――+―+――GND層 とバイバスコンデンサを通したのち、 供給したほうが不要輻射、安定度から有利です。 ブロックタイプエミフィル BNX002-01 http://www.murata.co.jp/catalog/c31j11.pdf の、P.12 を入れればもっと効きます。 これらは、信号線のコネクタだけでなく、 単独の電源コネクタでも、効果があるのですが、 滅多に見たことがないですね。 -- mac