[H8-ML(5040)] Re:[Q]モータ用電源(3V)の作り方
From: Sawaguchi Yuji <issho@xxxxxxxxxxxxxxxxx>
Date: 2004年11月05日(金)00時13分21秒
澤口@一升金です。

まつぞのさんの<200411041300.iA4D0usP008359@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>から
>そこで問題なのはモータの電源です。これらの小型モータは電圧は max 3.0V,
>消費電流は 500 - 650mA です。通常は単三電池2つを直列にして使うようです。
定格をよく見てください。適正電圧は1.5Vと書いてあります。

>今回は、H8/3069F(秋月ボード)で制御するつもりなので、9V,1.2A の AC アダプタを
>使おうと思っています。CPUボードには3端子レギュレータで 5V を供給すれば
>よいのですが、モータへの 3V はどのようにして作るべきか?を悩んでいます。
9Vから5Vへ3端子レギュレータで落とすということは4Vの電圧降下を
行うことで、これで例えば500mA流す(本当はボードとLEDの電流があ
るので、もっと流れる)とすると、レギュレータは2Wの消費電力を受
け持つことになります。7805でも最大定格は1W、しかもこれは無限大
放熱板をつけたときの値ですから、リニアレギュレータはまず使えま
せん。
ユタカ電機のスイッチングコンバータを使うか
↓
http://www.yutakadenki.jp/japanese/seihin/icsr_main.html

あるいは適当なDC-DCコンバータでドロップする必要があります。

>(a) 3端子レギュレータ
>	例えば TA48M03F の最大出力電流は 0.5A なので使えなくは無さそうなのですが、
5Vから3Vに落とすとすると電位差は2V、これで500mA流せば損失は
1Wになります。これは周囲温度25℃の場合のTA48M03Fの最大定格
ぎりぎりです。周囲温度25℃という条件は、要するに大型ファン
で25℃の風をばんばん吹き付ける、という条件でして、ちょっと
実用性はありません。第一、直流モーターの電流というのは、負
荷が重くて回転速度が落ちるといくらでも上昇します。500mAとい
うのは、定格回転数の場合です。

>(b) セメント抵抗 or 酸化金属皮膜抵抗
> 電源とモータの間に直列に入れて電圧降下させるという荒業(^^;;;
実験回路としてはこれでも動作しますです。
5Vからモーター定格電圧の1.5Vを引いて、抵抗にかかる電圧は3.5V、
3.5Vで500mAですから、抵抗値は7Ω、ワット数は1.75W、まぁ余裕を
見て、10Ω、2Wを使います。
あとは、モーターの回転具合を見て並列抵抗を入れて値を調整して
やればよろし。(このカット&トライが製品用回路としては使えな
い理由。今回の場合は負荷が固定、回転数も固定なはずですから、
そこそこ使える)

>こういった場合、どうするのが正解、というか常識なのでしょうか?
別解として例えば、3端子レギュレータの定電流接続を使う手があ
ります。
↓
http://www.eonet.ne.jp/~jg3rge/juuden.htm

小型モータの定格電流は何で決まっているかというと、要するに巻線
抵抗による発熱でモーターが燃え出さなければよいので。

あとは、DACと大容量OPアンプで駆動するとか、PWMで駆動するとか
ですが、そこまでやるならステッピングモーターにするとか、ACモー
ター(古いレコードプレーヤーから取り出す)とか。
いっそ、はずみ車をつけて手で回すとか。

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