[H8-ML(5063)] Re: モーターから回り込む電流でボードを壊さない方法
From: まつぞの <k-zono@xxxxxxxxxxxxxxxx>
Date: 2004年11月12日(金)23時16分41秒
今野さん、こんばんは。まつぞの です。


<concon@xxxxxxxxxxxxxxx> wrote:

(snip)
> 実は、札幌じゅう駆けずり回って、トラ技スペシャルの「基礎から
> 学ぶロボット製作の・・・」を3日目にしてGETしました。その中の
> AVRを使った回路のVccのところを見ると(たとえばp118)、
> やっぱりコンデンサが場所こそ違うけれども同じ電位の位置に
> 3つも置かれています。
>  素人目には、まとめてもいいのかな?って映るのですが、
> これが大事なことだったりするのでしょうか?

私も素人なので、ウソを言ってしまったらごめんなさい。
わかる範囲で、というか、私の推測を言います。

一番左のコンデンサですが、リセット端子につながっています。
10kΩの抵抗と合わせて、リセットボタンが押されてからリセット端子の
電位が0V になるまでの時定数を決めるコンデンサなのだと思います。

真中のコンデンサは AVR の Vcc のそばについていますから、
いわゆる IC のパスコンですね。これは、IC が一時的に電流を消費したときに
電位が下がらないように電流(正確には電荷)を貯めておくためですね。

右側の 0.1uF と 47uF は +5V の電源のそばですから、電源の平滑用
コンデンサですね。0.1uF は積層セラミックコンデンサで
 47uF はアルミ電解コンデンサです。
なぜ2種類のコンデンサを使うかというと、周波数特性が違うからです。
0.1uF 積層セラミックコンデンサは 200kHz 以上の周波数帯を受け持ち、
47uF アルミ電解コンデンサは低周波帯を受け持ちます。

以上の内容は、

  「抵抗 & コンデンサの適材適所」
  http://www.cqpub.co.jp/hanbai/books/32/32781.htm

の「第7章 コンデンサの適材適所 7.1 電源のパスコン」あたりの
内容をかいつまんで説明している(つもり)のものです。

間違っていることをいっていたら、訂正を宜しくお願いいたします<_o_> > 識者の方々

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