澤口@一升金です。 Wathavyさんの<20050211135148.26019.qmail@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>から >#(^-^;)うごいてよかったぁ。 Real Time Linux には、商用のもの・オープンソースのもの などいろいろあります。 ↓ http://www.linuxdevices.com/articles/AT8073314981.html >1.PCI-DIO基板を制御する上で、500usec/cycle前後の動作 > というのは、まぁ、いけてるほうでしょうか? うーん、ここだけ取り上げても評定しようがないので。 リアルタイム処理というのは、データ処理サイクルが要求制限内で 確実に終了するかどうかなので、一般的・絶対的な時間規定という のはないです。 ビル管理やプラント管理の分野では1分以内の応答処理でもリアル タイムと言えたりすることもあります。 ちなみに、生の割り込みを直接ユーザプログラムが使えるケース、 例えばMS-DOSの割り込みハンドラを書き換えて使う場合などですと 20us/sec までは行くんじゃないかと想像してます。 >2.1は、5万円で(EPSON MT-7000? 7300? 忘れました) > 2は、10万円です。倍も安く、性能がいいのは、 > 福音ですが、これもそういうものでしょうか? ボードの値段は原材料費だけでは決まりません。 信頼性やメンテ・サポート・供給性といったコストが関わってきま す。 例えば、データシートに記述のないハードスペックについて営業に 質問すると、営業は開発部に連絡し、開発部で回答書を作ります。 これは下手をすると人件費にして5,6万円分の負担になります。 販売後の間接経費(しかも確率的)をボード価格に反映させないと 確実にメーカーは赤字になります。 >カーネル依存の場合、性能は別に無関係なんでしょうか? RTLinuxではLinux カーネルは、瞬断しながら実行している格好に なります。で、カーネルの実行時間というのは、CPUのキャッシュ やパイプの関係で、瞬断回数や瞬断時間に対してリニアには変化 しません。あるレベルから急激に悪化します。 >(make xconfigでは、ほぼ同じにしています) まずはメモリバスの転送能力とPCIバスの転送能力が問題になりま す。 また、画像内部データから表示メモリへの解像度変換・色空間の 変換は画像チップの処理になるわけですが、当然チップ性能と変 換データ量で速度が違ってきます。ドライバ性能にもよります。 商用のXWindowですと、ここらが差別化要因になりますのでXFree86 の数倍以上の描画速度が出たりするのですが、XFree86の場合は チップ毎の最適化はあまり当てになりません。 特にFramebufferモードで描画している場合は余計に性能を落とし ます。 アプリが限定される場合はFramebufferをmmapして生で使うとか、 XWindowではなく、動作の軽い microwindows や DirectFB、あるい はQtなどの商用GUIを使用する、といったことが組み込み系では 採用されることも多いです。