[H8-ML(3202)] Re: ITUクロック源でトラブってます
From: Shigeru Makino <mac@xxxxxxxxxxxxxx>
Date: 2003年05月21日(水)22時37分13秒
macです。

dust@xxxxxxxxxxxxxxxxx wrote:
> 現在仕事上3048f-oneでステッピングモータコントローラを作っています。
> その中でITUを使用しており、カウントクロック源を内部クロック、外部クロックを
> 切り替えて使えるようにしています。しかし、内部クロックを使用しているときは
> 特に問題なく動作するのですが、外部クロックにした時、高い確率で
> H8の動作が止まってしまい、リセットしなければ動作しなくなります。

内部クロック動作時に、外部クロック源を切り離しているのではなく、
プログラムで、内部/外部クロックを切り替えていると読んだのですが、
違いますでしょうか?

そうであれば、内部/外部の切り替えで、
CPU基板が、受けているノイズに変化はないわけで、
ちょっと厄介な問題ですね。

> システム上大きなノイズ源があり、ノイズがらみの問題だと推測しています。
> 実際スイッチングノイズ源を止めてやれば非常に安定して外部クロックで
> 動作します。

ノイズが多い環境で、外部からクロックの供給を受けるときは、
高速のフォトカップラを用いるのが基本です。
適切な速度のフォトカップラを選択すれば、
コモンモード/ノーマルモードともノイズ回避することが出来ます。

> だけど、内部クロックでは動作するが、外部クロックでは動かなくなるという
> 状態がよく分からず、困っています。

原因は、ノイズに加えて、恐らくクロック入力がオーバーシュート、
アンダーシュートが生じ、電圧および周波数的に入力許容範囲を、
超えていることと思います。

しかし、ダイオードによるクランピングは、
ドライブ側が、ローインピーダンスだと、
それ自体が強力なノイズ源になることがしばしばあります。

クランプしたラインが、正常動作になっても、
その付近を通る別のラインが、基板内部で発生した、
ノイズにより誤動作をすると、いたちごっこになるし、
その基板自身が外部に放射するノイズが著しく増加することも、
見逃せません。

クランピングは、あくまで入力保護の手段であり、
ノイズリダクションのために、
安易に、クランプすべきではないと思います。

フォトカップラで絶縁するか、
直流分を含まないなら、パルストランスで絶縁すると、
たぶん問題は解消すると思います。

-- mac

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