[H8-ML(3721)] CMRR (Was Re: マルチポイント通信の手法)
From: Shigeru Makino <mac@xxxxxxxxxxxxxx>
Date: 2003年08月17日(日)08時14分31秒
macです。

> RS-422/485のケーブル接続で、2線式なら2本、4線式なら4本
> のように見受けられる文献が多いのですが、
...
> http://ym3.plala.jp/data/connect.pdf

無限のCMRR (Common-Mode Rejection Ratio)
を持った、差動入力のレシーバーでもない限り、
当然ですよね。

でも、COMMON線で繋いでやっても、
「ノイズの坩堝」のような工場内だと、
それでも、GND Loopが出来ちゃって、
誤動作したり、壊れたりしちゃうんですよね。

いまなら、トランスで絶縁された、ethernetが、
第一選択肢になるわけですが、その前は、
シリアル通信と言えば「RS-232Cしかない」と、
思っている人が、結構多かった時代がありました。

その当時は、RS-232Cを比較的短い伝送距離で、
たいした速度でもないのに、光ファイバーが、
耐ノイズ性を確保するために結構使われました。
今のように、100Mbpsとか、1GHzとかいったものでなく、
9600bpsぐらいで、ファイバーもプラスチックの、
低性能のものでしたが...

そのころの話です。
とある、電気鍍金工場で、
「RS-232Cを100m引き回してくれ」と、
むちゃくちゃなことを言う、お客さんがいて、
「普通の環境でもRS-232Cの限界を超えてますよ、
それに貴社の場合、大電流ラインがたくさんあるんで、
そんなことしたら、パソコンが壊れる危険性がありますよ。」
と、アドバイスしました。

ところが、なんだか知らないけど突然「切れちゃって」、
「そんな脅迫じみたことを言うな!」と怒り出し、
当時、私も若かったんで逆切れして、
「んじゃ、繋ぎますよ、壊れても責任はとりませんからね!」
結果、1時間もしないうちに、ぶっ壊れましたが...

-- mac

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