[H8-ML(3990)] 半田付け不良
From: Katsushi MATSUBAYASHI <matsu@xxxxxxxxxxxxxx>
Date: 2003年10月05日(日)12時14分45秒
松林です。

Sawaguchi Yuji wrote at Sun, 05 Oct 2003 11:29:03 +0900 as follows.
>現代の回路の配線ピッチは間隔が短いので、ごく小さい半田玉
>などで絶縁の不完全破壊が起こるときがあります。
>あるいは、半田が針状結晶として隣の配線にのびるとかですね。
>このとき、永続的でない絶縁破壊となることがあります。

経験談で恐縮ですが,学生の時,電源が入ったらLEDが点くように
A/D基板を設計しておいたのですが,5V,±15Vの電源のうち,
一つだけLEDが点かない。
それですぐに電源を切って,全部品をさわって温度を確認し,
半田面を目視検査したのですが,
半田付けは完璧(自己査定)。コテで一通りなめなおしても変わらない。

おかしい!というわけで,テスターで抵抗値をあたってみました。
そうするとGNDと電源のパターンが平行に並んで結構長く直線に
配置されている部分があって,場所によって両者の間の抵抗値が
微妙に違いました(どこもほとんどゼロでしたが微妙に違いました)。
最も抵抗値の低い場所を確認しても,目視で異常なかったのですが,
試しにコテをパターンの間にあててみたところ,溶けたヤニの
中から,ピンッと,極細の線が立ち上がってきました。
ヤニの中で見えなくなった線がブリッジしていたのでした。
おもわず,「こんなの気がつくか!」と叫んだのですが,
その後,メインに使用する電線ケーブルは,
本数が少ない代わりに,1本1本の線径が太めのケーブルに変えました。
これは経験からくるフェイルセーフ?


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