松林です。 Sawaguchi Yuji wrote at Sun, 05 Oct 2003 11:29:03 +0900 as follows. >現代の回路の配線ピッチは間隔が短いので、ごく小さい半田玉 >などで絶縁の不完全破壊が起こるときがあります。 >あるいは、半田が針状結晶として隣の配線にのびるとかですね。 >このとき、永続的でない絶縁破壊となることがあります。 経験談で恐縮ですが,学生の時,電源が入ったらLEDが点くように A/D基板を設計しておいたのですが,5V,±15Vの電源のうち, 一つだけLEDが点かない。 それですぐに電源を切って,全部品をさわって温度を確認し, 半田面を目視検査したのですが, 半田付けは完璧(自己査定)。コテで一通りなめなおしても変わらない。 おかしい!というわけで,テスターで抵抗値をあたってみました。 そうするとGNDと電源のパターンが平行に並んで結構長く直線に 配置されている部分があって,場所によって両者の間の抵抗値が 微妙に違いました(どこもほとんどゼロでしたが微妙に違いました)。 最も抵抗値の低い場所を確認しても,目視で異常なかったのですが, 試しにコテをパターンの間にあててみたところ,溶けたヤニの 中から,ピンッと,極細の線が立ち上がってきました。 ヤニの中で見えなくなった線がブリッジしていたのでした。 おもわず,「こんなの気がつくか!」と叫んだのですが, その後,メインに使用する電線ケーブルは, 本数が少ない代わりに,1本1本の線径が太めのケーブルに変えました。 これは経験からくるフェイルセーフ?