[H8-ML(5037)] Re: [Q]モータ用電源(3V)の作り方
From: FUJIWARA Keiichi <keiichi@xxxxxxxxxxxxx>
Date: 2004年11月04日(木)23時23分40秒
藤原と申します。

This message is reply to まつぞの - san
(Subject was : [H8-ML(5033)] [Q]モータ用電源(3V)の作り方)

Message-ID: <200411041300.iA4D0usP008359@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
in Thu, 04 Nov 2004 22:00:56 +0900 ...

> 今回は、H8/3069F(秋月ボード)で制御するつもりなので、9V,1.2A の AC アダプタを
> 使おうと思っています。CPUボードには3端子レギュレータで 5V を供給すれば
> よいのですが、モータへの 3V はどのようにして作るべきか?を悩んでいます。

> (a) 3端子レギュレータ
> 	例えば TA48M03F の最大出力電流は 0.5A なので使えなくは無さそうなのですが、
>   そもそも3端子レギュレータってモータを回すような用途(大電流が必要)に
> 	使ってよいものなのか?というギモンがあります

 基本的には、回路全体の(物理的に許容される)大きさに関係しますが、
放熱がしっかりできることが基本になります。
 3端子レギュレータの許容電流や許容損失は、「無限大の面積の放熱版を
つけたとき」のものであったりしますので、実際取り付け可能な放熱版(あ
るいは、放熱版なし)での特性を確認する必要があります。

 その上で、たとえば、

NEC の UPC2900 シリーズには、3v 1A のものがあったりします。
http://www.necel.com/cgi-bin/nesdis/dl_docpdf.cgi?lang=J&litcode=G10026JJ3V0DS00

また、3端子レギュレータの許容電流以上の電流を、外付けのトランジスタで
流す回路はよく知られていて、
http://www.necel.com/cgi-bin/nesdis/dl_docpdf.cgi?lang=J&litcode=G12702JJ9V0UM00
にも収録されています。

> 
> (b) セメント抵抗 or 酸化金属皮膜抵抗
>  電源とモータの間に直列に入れて電圧降下させるという荒業(^^;;;

こちらは、モーターの電源であれば、全くおすすめできません。
これは、本質的には、抵抗の電圧降下を使うものですが、当然、電圧降下は
抵抗を流れる電流値に依存します。
そして、モーターは、負荷によって流れる電流が大きく変化します。
このため、モーターの負荷の状況によってモーターにかかる電圧がかなり
変わってしまうはずです。

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