今野さん、こんにちは。 多くの方がレスされているので、その他気が付いたことを少し。 >モーター側に電源を置いて、そこからレギュレータを介してCPUに供給する >という風に考えようと思います。 ・・・・・・・・・・・・(略) > この場合、リセットと分からないくらいにスムーズに動いていたので > 大丈夫だったのでしょうね。TA7257は電圧降下が大きいらしいという > ことが分かり、乾電池を8本(12V!)に増やしました。 > 新しい回路は部品屋さんが薦めてくれたTA7291という、7257ほどは > 電圧降下の大きくないドライバを使うので、乾電池6本でまかなおうと > 考えています。 単三電池をお考えのようですが、モータの回生電力を電池に戻す場合は 本当はニカドなどの2次電池が望ましいですね。また、DCモータのように スタート時に大きな電流が必要な用途では、ニカドの方が大きな電流を取り 出しやすく、充電して使えば何度も(500回くらい)使えるメリットもあります。 モータドライバのすぐ近くには数100μF程度、耐圧は最低でも電源電圧の 2倍以上の電解コンデンサを取り付け、また、同じ場所に積層セラミックの 0.01μ〜0.1μ/耐圧50Vも1ケ取り付けます。 但し、電解コンデンサは熱に弱いので、モータドライバのヒートシンクと接し ないように注意してください。 TA7291Pは使ったことはないのですが、データシートを読むとモータへは リファレンス電圧(Vref)を設定することで電源電圧より低い電圧を印加で きるようにも読めます。(間違っていたらごめんなさい) そうであれば、TA7291Pには電源を直接つなげば良いことになるので、3 端子などで電圧を落とす必要がなくシンプルな回路になりますね。 尚、最初に使っていたTA7257Pは、データシート上は電源電圧は6V以上 必要ですが、使った経験から4Vまで落として使っても問題ありませんでした。 但し、TA7257Pのスイッチング周波数の上限は5KHzで、恐らくTA7291Pも その程度だと思います。 また、繰り返しになりますが、TA7257PやTA7291Pは正転逆転可能な ON/OFFスイッチ(デバイス)です。PWM用に作られたFETドライバと比較 すると、損失(発熱)が大きくPWM周波数を高くできないのはもちろんですが、 モータの低速領域で出力電流がガクンと落ち、モータがストールするよう です。オシロなどで駆動波形を観測すると、スイッチングの「切れ」がいまいち なことがわかります。 蛇足ですが、3端子を使ってモータ電圧を降圧する場合、モータドライバの ピーク電流より大きい容量の3端子を使ってください。 また、モータドライバ側に取り付ける電解コンデンサが数100μFと大きい 場合は、3端子のIN-OUT間に整流用のダイオードを取り付けてください。 このダイオードは、3端子が電源OFFになった時、電解コンデンサに溜まっ た電荷が3端子の内部を介して放電しようとして3端子を壊すことを防止 するためのものです。パイロット用のLEDと抵抗をコンデンサに並列にして 接続して放電させても良いですが。 鈴木(正)