[H8-ML(5073)] Re:モーターから回り込む電流でボードを壊さない方法
From: <concon@xxxxxxxxxxxxxxx>
Date: 2004年11月14日(日)22時38分43秒
今野です。鈴木(正)さん、ありがとうございます。
 いま慌てて前回のメールで反省したことを忘れていないか、
確かめてみました。TA7291の電源にはでかいコンデンサがしっかりと
ついていました。

鈴木さんいわく、
> 単三電池をお考えのようですが、モータの回生電力を電池に戻す場合は
> 本当はニカドなどの2次電池が望ましいですね。また、DCモータのように
> スタート時に大きな電流が必要な用途では、ニカドの方が大きな電流を取り
> 出しやすく、充電して使えば何度も(500回くらい)使えるメリットもあります
> 。

 なるほど。いまアルカリ乾電池が44本2000円を切る勢いで
売られているので、ごっそり買ってありましたが、夏に作った旧型の
おもちゃがかなり授業で活躍したので、電圧が低くなって使えなくなった
電池が使用後ボックスにごっそりたまっています。
環境にも良くないですね。今週(来週かな)秋月に部品を注文する
ので、一緒に購入しようと思います。

> 但し、電解コンデンサは熱に弱いので、モータドライバのヒートシンクと接し
> ないように注意してください。

回路図、けっこうきれいに書けているのですが、電解コンデンサが2つの
ドライバではさみうちにしてありました。直さねば。

> TA7291Pは使ったことはないのですが、データシートを読むとモータへは
> リファレンス電圧(Vref)を設定することで電源電圧より低い電圧を印加で
> きるようにも読めます。(間違っていたらごめんなさい)
> そうであれば、TA7291Pには電源を直接つなげば良いことになるので、3
> 端子などで電圧を落とす必要がなくシンプルな回路になりますね。

いま使っているモーターがRC260RA-18130というタイプで、定格が
4.5〜6.0Vまでになっているので、7257のときから何も考えず電圧も
落とさずに使っていました。12Vは無茶だと思いましたが、ちゃんと
動いていたんです。(1枚目のCPUボードが死ぬまでは・・・)
7291のVrefは使い方が分からないので、いまのところVcc≧Vref
になるように抵抗だけはさんであります・・・

> 但し、TA7257Pのスイッチング周波数の上限は5KHzで、恐らくTA7291Pも
> その程度だと思います。

いまつくっているプログラムを見ると、サイクルが1msになっているので、
1kHzだから大丈夫ですね。

> また、繰り返しになりますが、TA7257PやTA7291Pは正転逆転可能な
> ON/OFFスイッチ(デバイス)です。PWM用に作られたFETドライバと比較
> すると、損失(発熱)が大きくPWM周波数を高くできないのはもちろんですが、
> モータの低速領域で出力電流がガクンと落ち、モータがストールするよう
> です。オシロなどで駆動波形を観測すると、スイッチングの「切れ」がいまいち
> なことがわかります。

TA7257に恐れをなしてFETの4AM12に変えたのですが、在庫が少ないと
いうのでTA7291を紹介してもらいました。リールテープ用などと書かれて
ありましたが、リールはPWMではないでしょうね。
PWM用のFETドライバの、型番などお分かりでしたら、教えてください。


> また、モータドライバ側に取り付ける電解コンデンサが数100μFと大きい
> 場合は、3端子のIN-OUT間に整流用のダイオードを取り付けてください。
> このダイオードは、3端子が電源OFFになった時、電解コンデンサに溜まっ
> た電荷が3端子の内部を介して放電しようとして3端子を壊すことを防止
> するためのものです。パイロット用のLEDと抵抗をコンデンサに並列にして
> 接続して放電させても良いですが。

よく考えてみると、スイッチを切ったときにもレギュレータのOUT側の方が
IN側より大きくなりますね。パイロットランプもつけておきます。

大変参考になりました。今後ともよろしくお願いします。

スレッド概略
[5060(R)](起点)
 └[5070(U)]
   └[表示中]
     ├[5075(1)]
     └[5077(2)]


投稿順に移動
[←前の記事へ(P)]
[→次の記事へ(N)]


リスト表示へ
[このスレッド(T)]
[本記事の前後(L)]