[H8-ML(5083)] Re:モーターから回り込む電流でボードを壊さない方法
From: Sawaguchi Yuji <issho@xxxxxxxxxxxxxxxxx>
Date: 2004年11月16日(火)00時31分44秒
澤口@一升金です。

まつぞのさんの<200411151451.iAFEp42I019785@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>から
>  「やって当然。あたりまえすぎて誰も書かない」
正逆転切り替えとかブリッジドライバは、電源が加わっている
状態で制御入力がフローティングしたり正逆両方ONになるよう
な半端電圧が加わると、ICを通じて電源ショートになります。
この状態で
・最大電流がICの定格以内
・ICが燃え出す前に電源がかならず落ちる
 (中途半端な電圧状態のままで放置されることがない)
という保証があれば、アマチュア的にはOKでしょう。

プロの制御基板では、いろいろな意味合いから、なるべく電圧
低下や停電を拾って、「本当にCPUが動作停止する前に」やるべ
きことをやって回路動作をCPU自身で停止させることが推奨され
ます。
・データロガーなどではデータの待避を確実に行うため、
 ケミコンバックアップできている間に処理する必要があ
 る
・LCDのバックライトやLEDなどはさっさと消す。フラッシュメ
 モリやシリアルドライバのようにスタンバイモードがあるも
 のはそれに移行する
・CPUが停止してなおかつ動作しているLSIがあったりするよう
 な電圧状態だと、CPUが壊れるかLSIが壊れる場合がある
・かろうじてCPUが動作している電圧状態でも、減電圧下では
 きわめてノイズに弱くなるので、誤動作しかねない
などと、いろいろな事情を考慮してどうするか決めます。
AC入力機器だと、CPUはACアダプタの性能で電源が60Vくらい
まで落ちても動作できますが、ACモーターなどはこの電圧で回
転させると焼損します(DCモーターでも同じか)
プロの制御機器では電圧監視とその対応制御は必須です。

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